長年〈GARDENER〉に席を置いているオーヴァード。FHの動向を探るために表向きはFHに所属している。
自罰的で、過去の経歴から相手が自分と深く関わることを良しとしない。そのため口数は少なめ。しかし、ある経験から面倒見はいい様子。

両親がFHに関係している組織の一員で、両親の決定の元、オーヴァードの素体として実験を受け覚醒する。覚醒後はFHで引き取られ、エージェントとして育てられた。
数年後、能力を買われFHの研究チームに入ることになる。その研究チームのテーマはレネゲイドを利用した「永遠に損なわれない存在」であり、そのために多く時間と多くの人間を実験に費やしてきた。非人道的行為に疑問を抱くことなく。

今から９年前、ある一人の被検体との出会いで、それが一変する。初めはただ押し付けられた検体の世話役だったはずが、関わっていくうちに今、自分がいる組織は本当に「正しいのか」疑問を覚え、初めて独自に行動を始める。
自身たちの行いが「正しくない」と知った真墨は、自分が行ってきた罪を償う方法を探していた。それから1年～2年。そんな中出会ったのが祭嘉とズメイであり、〈GARDENER〉であった。決して清算できる罪ではないが、搾取してきた命よりも多くの命を救うことで報いたいと思うようになった。

〈GARDENER〉に所属してから、暫くの年月が経つ。表向きはFHに所属しているのを装っているが、情報や動向を探るために残っているにすぎず、〈GARDENER〉の目的の理念の下動いている。そんな中、脱走した研究員が殺されたとの情報を掴む。
どうやら殺されたのは、当人たちだけらしく。唯一生き残りがいるらしいとの情報を得た。その生き残りは恐らく、本当の事を知らない。知ってしまえば、彼らのその行いに苦しむことになるだろう。だから知らないまま。無知のまま。“こちら”側に関わらず平穏に生きて欲しいそう思っていたはずなのに──

　Wonderer（アーティスト:ReoNaさん）