容姿・経歴・その他メモ

元はＵＧＮの非オーヴァード研究員だった。
同じく非オーヴァードの娘、カンナと二人で暮していた。


カンナは優しくて、素直で聞き分けが良くて、明るく笑顔の可愛い子どもだった。
しかし父親と二人暮らしで（しかも父親は仕事が忙しく大変らしい）、心配をかけるまいと、悩みや弱音を父親に話すことはなかった。


マシロはUGNで、「オーヴァード覚醒を未然に防ぐ」研究をしていた。
具体的には抗体開発とか不活化剤開発とか（もちろん失敗した）　あとそもそもレネゲイドウイルスの性質を調べるとか（もちろん失敗した）
そして当時は、「オーヴァードの覚醒条件」を調べる研究の最中だった。
マウスなどの実験動物に濃度の異なるレネゲイドウイルス溶液を注射して経過観察。個体差が激しいが、オーヴァード化・ジャーム化までの許容濃度が大まかに判明した。
次は同じ実験をヒトに対し行うこととなった。ヒトはレネゲイドウイルスに対する感受性が極めて高いと考えられており、結果が予測しにくく、危険な実験になることが懸念された。

…本来ならば、この人体実験に同意するUGNの非オーヴァード職員などの、有志の者に協力してもらう予定だった。
マシロの知らないところで、彼の同僚が、カンナを実験体に仕立て上げた。

被験者が誰なのかという確認もとらずに、「実験開始」の命令を出したのは、マシロだった。


カンナは、実験でオーヴァード化し、そこですぐにジャーム化した。ジャームはその場で処分された。


マシロが真相を知ったのは、全てが終わった後だった。



これらは偽りの記憶であり、実際は裏切られて等いなかった。
カンナがジャーム化した原因は、同市に発生した別のジャームだった。


生きる理由を失ったマシロは、娘の後を追わんと、同じ（だと思っていた）実験を自分に施した。


だが、あまりにもあっさりと生き残ってしまった。
オーヴァードとして。


メビウスの５年前、カンナが１２歳＿＿小学校を卒業させてやることすらできなかった＿＿の時のことであった。


それからはカンナを生き返らせるための研究や調査に没頭し、結果、刻ヶ峰の事件にたどり着いた。

マシロは３年前、刻ヶ峰にやって来た。
林檎を手にし、過去に遡り、カンナにもう一度会うために。




これ記憶探索者といい奇跡の雫といい、仲間の命やロイスを守る能力が揃ってんのに、それを手に入れたのはカンナが死んだ後ってのがキッッツイよなぁ


現在は学校の保険医をカヴァーでやりながら、チルドレンのメンタルケア専門教官やってます
割とどこにでも行ける

CV.子安武人じゃなくなった

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