容姿・経歴・その他メモ

「……堕ちたか、ウォースパイトさん――いや、ウォースパイト」

「俺にも守るべきものがあってね。悪いけど、ここは譲れない」

　防衛隊の非正規特殊部隊「バッドカルマ」に所属する長身痩躯の青年。
　堅苦しいイメージが付きがちな防衛隊にしては少々珍しく、快活で人当たりのいい性格。
　本人曰く「俺は潤滑油なんですよ、潤滑油」とのこと。

　戦闘においては、
　①ハヌマーン能力で原子振動を引き起こし、
　②発生した熱エネルギーにサラマンダー能力で指向性を与え炸裂させる。
　③……という一連の行動を、ノイマン能力の超演算によって極めて短い時間で成し遂げる。

　異能ゆえに迫害され孤児として生きていたが、ウォースパイト少佐に見出される形でオーヴァード傭兵となった過去を持つ。
　彼にとって少佐は、恩人であり、師であり、兄と言える存在であった。

　そうしてウォースパイト少佐の元で腕を磨き、傭兵として独立して少し経った頃、実力を買われて防衛隊のスカウトを受け日本へと渡ることとなる。
　“プロキオン”――防衛隊に21人しか存在しない一等星のコードネームを与えられていることからも、彼の評価が伺えるだろう。

　獣に墜ち、敵として立ちはだかるウォースパイト少佐に対しては、内心で忸怩たる思いを抱えている。
　しかし今の彼には、守るべき人々、果たすべき使命がある。
　たとえ相手が恩人であっても――いや、だからこそ。
　半端な覚悟で手を鈍らせることは、誰よりも彼自身が是としないだろう。

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