容姿・経歴・その他メモ

「霧谷さんの頼みだもん。アタシが断るはずないじゃ～ん？」
「あ、そのモチーフいい…でも、もっとまげて、アカくして…」
「…役立たずでごめんなさい…！」

ちょっと目が死んでいるタイプのお姉さん。非常にネガティブかつ享楽的な言動が目立つ。根っからの芸術家気質であり、何かいいモチーフを見つけた際にはTPO考えずにスケッチに熱中する側面も。

熱狂的なファンがいるような、ちょっとコアなタイプの画家。特徴としては『作品に必ず赤が含まれている』こと。美麗でありながらおぞましい、それでいてつい引き寄せられてしまう…そんな不思議な世界に魅入られてしまうような感覚を味わうことになる。

絵を認められるととても喜ぶ。霧谷になついているのも絵を褒めてもらったのが嬉しかったから。むしろ絵を褒められないとどんどん精神をおかしくしていくので、積極的に褒めて欲しい。

過去

【コレ】には非常に出来がいい姉がいた。才色兼備で、快活で、どんな才能にもあふれ、幼少期からずっと周囲の期待にこたえ続けていた。周囲は次に生まれる子にも同じように…否、それ以上期待を重ねた。だが、生まれた子供は病弱で小さく、顔立ちも醜いものにしか見えなかった。周囲は勝手に失望し、【コレ】を愛さなかった。【コレ】には今にも消えそうな命であることから「霞」と名付けられ、スペア兼身代わりとして育て始めた。

実際のところ「醜い」も「才能がない」も全て親個人がそう見えたというだけ。実際は醜くはないし、頭もかなりいい方だった。比べる対象が悪かったのと、親個人の目が曇り切ってしまったからそう見えていただけ。姉が優秀だったのも、そうじゃなければいけないと滅茶苦茶頑張っていたから。要するに親が毒。…例え毒であろうとも、それが【親】であるということは子供にとって絶対だった。姉妹はずっと二転三転する言葉に振り回され、見捨てられないように、役立たずと言われない様に必死になって生きるようになる。

振り回された果てに姉妹は両親に殺されてしまう。オーヴァードになって蘇生した霞が見たものは、あの家で唯一己を見て、時に頭を撫でてくれた少女の血濡れた姿。…その瞬間に、人形の様に生きた少女の中でナニカが壊れた。

UGNに保護された霞はひたすらに絵と赤色にのめり込んだ。職員の存在も、残された両親や亡くなった姉のことも、自分の存在すらどうでもいいと言いたげに、それ以外は見なかった。…その果てに彼女はアイデンティティである絵のこと以外をほぼ忘却する。正確には忘却したフリだが、本格的に思い出すと発狂や自傷行為を始めるので触れないようになった。名前の漢字を変えたのもこの為。

視察に来た霧谷雄吾が偶然絵を褒めたことをきっかけに自分の意志を示すようになり、記憶喪失や度重なる自傷行為のことがあきらかになった。このままではジャーム化も時間の問題と見られたため、唯一懐いた霧谷から離さないために直属エージェントに任命された。以降、霧谷の命令であちらこちらへ回るように。


おまけ：イメージソング
・早霧香澄…フォニイ/ツミキ、フリコドウル/HIMEHINA
・早霧彩美…バグ/かいりきベア

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