明るく素直で礼儀正しい少年。
困っている人を放っておけず、手伝いをよくしている。
学校には通っておらず、自分の気分の赴くままに日々を過ごしている。
困っている人を助ける為の時間を沢山確保する為である。

彼は人々の願いを叶えることを目的として活動している。
それが自分の存在意義だと信じている。
些細な願い事の類(お腹が空いた→食べ物を上げる等)でも、叶えてくる。
願い事を叶えてくれる存在として、ちょっとした都市伝説になっている。

FHにマスターと認められたエージェント。
その正体は神を創り出そうとして失敗した実験体の成れの果て。
プロジェクトアダムカドモン(上級P.78)によって生み出された忌み子。

あらゆる願いに対応する為、巨大な力を得る為に無理矢理な処置が施されている。
具体的には多くのオーヴァード、ジャームの血肉と結晶の濃縮体を植え付けられている。
その為、基本能力がずば抜けて高い。同時に非常に不安定(マテリアル：心臓の効果)。

アダムカドモン主導者の霧谷雄吾に対しては辛辣。

彼の根幹には「実験で犠牲になった百を超える人達」が無駄だった事にしたくないという思いがある。
仲間達が無駄に死んでいった事だけは認める訳にはない。
この世界の人々の願いを叶えたら、そしてちょっとでも世界に笑顔が増えたなら。
自分達が犠牲になった事。彼らの存在にも意味を見出す為に彼は願いを叶え続ける。
泣いている人や苦しんでいる人を放っておけないのは、自分達の犠牲の上にある社会がその程度では困るから。
自分達を犠牲にしてまで成り立っているなら幸せ以外は許せない為。

また、別の側面として神様は自分達を助けてはくれなかった事実がある。
自分達の願いは誰も叶えてはくれなかった。
この世界に神様はいない。居たとしても自分達を助けない。
だったら、見放された犠牲者達にだって、願いを叶えてくれる存在が必要だと考えた。

人々の願いを叶える事を欲望するマスターエージェント。
その根幹には犠牲になった実験体の仲間達に「存在した意味を持たせる」事への執着がある。
妄執とアダムカドモンによって押し付けられた力が揃った結果、パンドラの箱が生まれた。
彼は善意でもって人の願いを叶え続ける。その結果、どのような悲劇が生まれるかは未知数。

例えばテロを計画している人物が願えばその計画を成就させてしまうだろう。
彼に願いを願う人間が純粋な人だけとは限らないのだ。
更に願いの叶え方も彼の幼い精神性に依存している為、非常に拙い。
「人の為だ」と言われて非人道的な扱いを受けて来た彼の「人の為になる行為」は倫理感が欠けている。

例として
恋人に振られて「死にたい」と嘆いていた女性を殺してあげる。
会社に行きたいくない...と呟いていた男性の働いている会社を物理的に消すetc。

居場所が欲しい、働き口が欲しい...で会社を創って、生活を支える事もしてるので、彼の成す事が全て悪とは言い切れないが...。

ヤバいくらい詳しい。被検体だったしね！！

ナアマ
https://yutorize.2-d.jp/ytsheet/dx3rd/?id=xY9cm3