全てのキッカケは友人の似姿を借りた暴走レネゲイドビーイングに襲われたことだった。

友人の似姿を借りたそのバケモノは依頼と称して祖父の運営する探偵事務所へと侵入。
探偵事務所にいた伽藍と祖父を襲撃。その際祖父は伽藍を庇って死亡した。
どうにか祖父を救おうとしたが、喝を入れられ、逃走することになる。
急に訪れた剣の師でもある祖父の死、いともたやすく人の命を狩るバケモノから命からがら逃げ延びた先は禁足地とされていた神社だった。そこに納められていた日本刀に触れることで覚醒、同時にクーファーニッケルンと出会い契約することとなった。

………

暴れるそのバケモノは周囲の地形を抉りながら伽藍を追い立てる。
それを寸でのところで回避しながら、崩れた本殿の中に収められた日本刀を発見する。
纏っているその雰囲気は目の前のバケモノのものとそう変わりはなかった。
けれど、何もしなければ庇った祖父の命を無駄にすることになる。
それだけは嫌だった。
だから、禁忌に触れると理解した上でその刀へ手を伸ばした。

刀身から流れ込む、心臓を掴むようなプレッシャー。
―それが、ただの人間から滑り落ちる前の最後の感覚。
目の前のバケモノと遜色ない何かに自分は落ちたのだと理解する。

そして、刀より溢れ出した女の形をした影の悪魔が問いかけた。
「悪魔の手を取るつもりはあるか」と。

魔を帯びた刀と悪魔の手を、その手でしかと掴んだのだ。
そうして、地獄に落ちるように影に融けた。

過去時系列

K町で産まれ過ごす→運命の夜(UGNに保護される)→RBとの契約など拗れまくったアレソレや訓練でK町を離れる→出戻り
覚醒時期は暈しておきますが概ね小学校高学年～中学生なりたてくらいのイメージ。
出戻った時に五十嵐家祖父が経営していた探偵事務所を継いで今に至る、という感じです。

カヴァー/ワークス:指定なし/UGNエージェントorチルドレン
シナリオロイス:K町　推奨感情:P好意/N隔意
あなたはレネゲイドビーイング（PC2）と組んで戦っているUGNエージェントだ。人と人ならざる者で時々かみ合わないこともあれど、協力して任務をこなしている。
PC2と共にK町の祠の調査に向かったあなたは、そこで"禍津神"と名乗る和服の女性と遭遇する。配下を従え、天候さえ操る強力な異能を遠慮なしに振るう彼女は、この土地の真の支配者であることを宣言し、更にはあなたのことを「わたし用の生贄として食べたい」などと笑顔でのたまった。
相棒との日常を守るため、そしてそれなりに気に入っているK町を守るためにも、あなたは彼女を止めなければならない。