才本が所長を務める探偵事務所。現在は見習い兼助手の藤木恵美、職員兼助手の侍来那智とともに運営している。
一般人からの依頼に加え、レネゲイドやオーヴァードが関わるとされる事件もUGNや警察から依頼されることも多い。

元々警察官であった才本が探偵事務所を立ち上げたのは、数年前に自身も巻き込まれたテロ事件のトップである主犯を追うため。
主犯は未だ犯人像すら掴めておらず、FHかUGNか果ては一般人に紛れ込んでいるのかすら不明。
正体を掴めぬその主犯を捕らえるために才本は組織に囚われない私立探偵という立ち位置を選択した。

かつてのその因縁の相手を追うためならば、才本自身は多少非合法的な手段も厭わない面を持つ。

才本の覚醒は｢犠牲｣
数年前に起きたテロ事件で当時から顔見知りであった少女、恵美を守れず目の前で｢無疵なる石｣に適合、オーヴァードに覚醒させてしまう。そのショックにより激昂、覚醒に至った。
彼女を『日常』から切り離した｢無疵なる石｣を、レネゲイドを許しはしない。
才本に宿る｢対抗種｣はその思いが起源となっているのでは無いかと思われるほどに攻撃性が高い。

彼がテロ事件の主犯を追うのは恵美の為。
彼女に適合した｢無疵なる石｣を切除し、失った『日常』を取り戻すことが才本の償いなのだ。