“女帝の仰せのまま”皇 恵里
プレイヤー:C60
『ひれ伏しなさい』
C60
- 年齢
- 23
- 性別
- 女
- 星座
- 乙女座
- 身長
- 170
- 体重
- 51
- 血液型
- AB型
- ワークス
- UGN支部長D
- カヴァー
- 女帝(自称)
- ブリード
- ピュアブリード
- シンドローム
- ソラリス
- HP最大値
- 24
- 常備化ポイント
- 24
- 財産ポイント
- 12
- 行動値
- 4
- 戦闘移動
- 9
- 全力移動
- 18
経験点
- 消費
- +178
- 未使用
- 0
ライフパス
出自 | 父親 | |
---|---|---|
母親不在 | ||
経験 | 橋沢純 経験(UGN) | |
力の暴走 | ||
邂逅 | 高崎隼人 上級p90 | |
同行者 | ||
覚醒 | 侵蝕値 | |
渇望 | 17 | |
衝動 | 侵蝕値 | |
妄想 | 14 | |
侵蝕率基本値 | 31 |
能力値
肉体 | 1 | 感覚 | 1 | 精神 | 2 | 社会 | 7 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
シンドローム | 0×2 | シンドローム | 0×2 | シンドローム | 1×2 | シンドローム | 3×2 |
ワークス | ワークス | ワークス | ワークス | 1 | |||
成長 | 1 | 成長 | 1 | 成長 | 成長 | ||
その他修正 | その他修正 | その他修正 | その他修正 | ||||
白兵 | 射撃 | RC | 交渉 | 13 | |||
回避 | 知覚 | 意志 | 5 | 調達 | 5 | ||
情報:UGN | 1 |
ロイス
関係 | 名前 | 感情(Posi/Nega) | 属性 | 状態 | |||
---|---|---|---|---|---|---|---|
Dロイス | 変異種:ソラリス | ― | |||||
経験 | 橋沢純 | 遺志 | / | 悔悟 | |||
邂逅 | 高崎隼人 | 感服 | / | 不快感 | |||
シナリオ | 潮 良莉耶 | 幸福感 | / | 後悔 | |||
― | |||||||
― | |||||||
― |
エフェクト
種別 | 名称 | LV | タイミング | 技能 | 難易度 | 対象 | 射程 | 侵蝕値 | 制限 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
リザレクト | 1 | オートアクション | ― | 自動成功 | 自身 | 至近 | 効果参照 | ― | |
(Lv)D点HP回復、侵蝕値上昇 | |||||||||
ワーディング | 1 | オートアクション | ― | 自動成功 | シーン | 視界 | 0 | ― | |
非オーヴァードをエキストラ化 | |||||||||
バーストアップ | 2 | メジャーアクション | 〈RC〉 | 自動成功 | 単体 | 視界 | 6 | Dロイス | |
次に行うメジャーエフェクトのレベル+1 シナリオLv回 | |||||||||
女王降臨 | 2 | セットアッププロセス | ― | 自動成功 | 自身 | 至近 | 5 | ピュア | |
タイミング:メジャー、難易度自動成功のソラリスのエフェクトを1つ使用する シナリオLv回 | |||||||||
コンセントレイト:ソラリス | 2 | メジャーアクション | シンドローム | 対決 | ― | ― | 2 | ||
C値-Lv | |||||||||
絶対の恐怖 | 7 | メジャーアクション | 〈交渉〉 | 対決 | ― | 視界 | 3 | ||
攻撃力+Lv 装甲無視 | |||||||||
錯覚の香り | 5 | メジャーアクション リアクション | 〈交渉〉 | ― | ― | ― | 2 | ||
交渉のダイス数+Lv | |||||||||
神の御言葉 | 7 | メジャーアクション | 〈交渉〉 | 対決 | ― | ― | 4 | リミット | |
絶対の恐怖と組み合わせ、攻撃力+Lv*5 | |||||||||
麗しの容貌 | 1 | 常時 | ― | 自動成功 | 自身 | 至近 | ― | ― | |
常に最適な美容状態を維持する。健康においても優良な状態が維持される。 | |||||||||
快楽の香気 | 1 | メジャーアクション | ― | 対決 | 効果参照 | 至近 | ― | ― | |
においを嗅ぐだけで恍惚とするような快楽物質を散布する。調節可能 | |||||||||
オーバードーズ | 1 | メジャーアクション リアクション | シンドローム | ― | ― | ― | 4 | 100% | |
組み合わせたエフェクトのレベル+2 | |||||||||
力の霊水 | 5 | オートアクション | ― | 自動成功 | 単体 | 視界 | 4 | 80% | |
対象のダメージロール直前、ダメージダイスを+LvD 自身不可 1ラウンド1回 | |||||||||
帰還の声 | 1 | オートアクション | ― | 自動成功 | 単体 | 視界 | 6 | ピュア | |
対象の使用回数制限のあるエフェクトを1回回復させる。 |
コンボ
女帝の一言
- 組み合わせ
- コンセントレイト:ソラリス 絶対の恐怖 錯覚の香り 神の御言葉
- タイミング
- メジャーアクション
- 技能
- 交渉
- 難易度
- 対決
- 対象
- 単体
- 射程
- 視界
- 侵蝕値
- 11
- 条件
- ダイス
- C値
- 達成値修正
- 攻撃力
- ダイス
- 100%未満
- 7+5
- 8
- 13
- 42
- 100%以上
- 7+6
- 7
- 13
- 48
- 7+5
女帝の凶言
- 組み合わせ
- コンセントレイト:ソラリス 絶対の恐怖 錯覚の香り 神の御言葉 (バーストアップ時)
- タイミング
- メジャーアクション
- 技能
- 交渉
- 難易度
- 対決
- 対象
- 自身
- 射程
- 視界
- 侵蝕値
- 11
- 条件
- ダイス
- C値
- 達成値修正
- 攻撃力
- ダイス
- 100%未満
- 7+6
- 7
- 13
- 48
- 100%以上
- 7+7
- 7
- 13
- 54
- 7+6
女帝は告げる
- 組み合わせ
- コンセントレイト:ソラリス 絶対の恐怖 錯覚の香り 神の御言葉 オーバードーズ(バーストアップ時)
- タイミング
- メジャーアクション
- 技能
- 交渉
- 難易度
- 対決
- 対象
- 単体
- 射程
- 視界
- 侵蝕値
- 15
- 条件
- ダイス
- C値
- 達成値修正
- 攻撃力
- ダイス
- 100%以上
- 7+9
- 7
- 13
- 68
- 160%以上
- 7+10
- 7
- 13
- 74
- 7+9
女帝顕現
- 組み合わせ
- 女王降臨→バーストアップ
- タイミング
- セットアッププロセス
- 技能
- RC
- 難易度
- 自動成功
- 対象
- 単体
- 射程
- 視界
- 侵蝕値
- 11
- 条件
- ダイス
- C値
- 達成値修正
- 攻撃力
- ダイス
- 100%未満
- 2
- 100%以上
- 2
- 2
対象の次のメジャーエフェクトすべてLv+1
一般アイテム | 常備化 | 経験点 | 種別 | 技能 | 解説 |
---|---|---|---|---|---|
医療トランク | 10 | その他 | メジャーアクション消費でHP2D回復。1シーン1回。 | ||
思い出の一品 | 2 | その他 | 良莉耶と取った写真 意志の達成値に+1 |
経験点計算
能力値 | 技能 | エフェクト | アイテム | メモリー | 使用総計 | 未使用/合計 |
---|---|---|---|---|---|---|
20 | 49 | 239 | 0 | 0 | 308 | 0/308 |
侵蝕率効果表
現在侵蝕率:
容姿・経歴・その他メモ
UGNのデータ コードネーム:女帝の仰せのまま
基礎データ
ブリード:ピュア
シンドローム:シンドローム
ワークス:Y市支部長
能力:レネゲイドを乗せた音波を利用し対象に洗脳を行う。オーヴァードであれば対抗は可能。ただし並大抵のオーヴァードでは対抗しきれず戦闘不能となる。また彼女のレネゲイドは特異な性質を持ち、言葉を聞くことのできない存在、無生物であっても一時的にEXレネゲイド化させ洗脳を行う。変異種と判定。
尊大な態度を持つためコニュニケーションに難ありだがC支部のエージェントとは円滑にコニュニケーションを行い、運営はよく回っている。
記録
----年5月4日、-市のFHセルの活動が突如として消失。FHセルの拠点を発見し三名のエージェントを潜入させたが三日経過しても帰還することがなかった。
----年5月7日、映写通信機を搭載した小型機を投入。映像にはFHエージェントとみられる十数名の人物、三名のエージェント、そして玉座のように装飾された椅子に座る10歳程度とみられる少女(後の女帝の仰せのまま)が小型機のカメラに視線を向けていた。FHとみられる人物とUGNエージェントはその少女を崇拝をするような行動がみられた。数秒後通信は断絶。
拠点を監視し、生活必需品や嗜好品等はFHエージェントの一人が三日に一度の頻度で外出し購入していることが確認。資金源はFHとして活動していた時の貯蓄を使用していると推定。対象は物資購入のための基本的な会話と、そのための交通ルールの順守は可能と確認された。話しかけるという接触を行ったが、対象は無視、もしくは気づいてすらいないように見られた。
エージェントの救出およびFH確保、少女の確保及び保護の作戦を計画。洗脳や傀儡を行うシンドロームと考えられ、作戦には対BCスーツを装着し防音装備を支給、連携には無線連絡を使用。洗脳が行われた人物との戦闘が推定されるため、エージェント30名による突入を計画。また、うち一人が連絡、記録用のカメラとマイクを所持。
----年5月9日、作戦決行。
作戦時インシデント
推定通りFHエージェント4名と交戦。被害はなく無力化。
6名と交戦、無力化。
UGNエージェント3名と交戦、1名負傷、無力化。
小型機で確認できた少女がいた部屋に突入。
少女を確認、少女側もこちらを認識。こちら側に笑いかけ、何かを呟くと1名のエージェントに異常。装備を破棄し、エージェントに攻撃。エージェントたちが混乱し、さらに一人エージェントたちに攻撃を行う異常が発生。以降5人まで連続。
エージェント:ファルコンブレードが混乱したエージェントを鎮圧。少女はジャームでないことが確認され、気絶させ捕縛。
鎮圧したエージェントらを回収し、死傷者重傷者なしで作戦終了。
作戦後、拠点少女が放ったと思われるレネゲイドの痕跡を採取。レネゲイド反応はソラリスのシンドロームと酷似しているが、相違点が存在。変異種と推定。
また、作戦に使用した装備から微弱なレネゲイド反応を確認。調査の結果装備品がEXレネゲイドとなったことが判明。少女のレネゲイドが装備を着用しても無力化できなかった原因として装備品をEXレネゲイド化させそのEXレネゲイドを媒介とし対象にレネゲイドによる影響を与えたのだと推定。徐々にレネゲイド反応は減少し3時間後完全に消失。
少女を-市支部にて保護。レネゲイドによる洗脳に対策してレネゲイドコントロールの能力の高いエージェント「白蝙蝠」が少女の監視及び世話として認定。また、白蝙蝠は《真偽感知》を取得しているため少女についてインタビューを行う。ただし真偽感知も完全に信頼できるものでないことに留意。
作戦終了から8時間後、少女が覚醒。
最初は混乱した様子を見せたが、十数秒で白蝙蝠と対話を始めた。
会話記録
少女:ここはどこ……ですの?
白蝙蝠:ここはUGNの支部っていうところ。君を傷つけるような場所じゃないから安心してほしい。
少女:当たり前ですの。それより私に乱暴したあの男を私の前に連れてきなさい。マスクをしていてもしっかり顔は覚えていますの。
白蝙蝠:それはできない。君が能力を使いこなせるようになるまで、ほかの人と会わせることはできない。
少女:(驚いた表情をする)
白蝙蝠:ふふふ、僕には君の言葉は効かないよ。大丈夫、能力を抑えれられるようになれば、誰かと会うことができる。それに、能力を使いすぎると君にも危険がある。君って呼び方は味気ないな。名前を教えてくれるかな?
少女:じ、自分の名前も名乗らずに人の名前を聞くなんて無礼にも程があるんじゃないかしら?
白蝙蝠:あはは、そりゃそうだね。僕は橋沢純。好きに呼んでほしい。それじゃあ、今度こそ教えてくれるかな?
少女:エリよ。
白蝙蝠:漢字はわかる? それか、外国人ならスペルとか。
少女:馬鹿にしすぎかしら。恵むに里よ。
白蝙蝠:いい名前だね。苗字は?
少女:(少しの沈黙)皇よ。 (真偽感知が嘘と反応)
白蝙蝠:そっか。かっこいい苗字だね。教えてくれてありがとう、恵里ちゃん。
少女:ちゃ、ちゃん……(不服な表情をする)
白蝙蝠:僕は、一度やらなきゃいけないことがあるから。また来るよ、この部屋にあるものは自由に使っていいから。(部屋から退出する)
インタビュー終了
後のインタビューから、シンドロームに発症してからFHに保護され、FHエージェントをレネゲイドによって服従させ生活をしていた、と話す。それ以前のことについては語らなかった。警察から情報を受け取り行方不明者リストを確認したが、当時行方不明となった恵里という少女はリストに存在しなかった。また、年齢に対して一般常識が一部欠如し知識に偏りがあることが見られた。チルドレンのようにレネゲイドと一般常識について教育する方針をとる。
また、インタビューの5分後、カギをかけた扉から脱走。1分後確保。レネゲイドによる鍵の開錠とみられ扉の鍵をモルフェウスの物質生成によるものに変更。以降脱走することはなくなった。
----年6月10日、レネゲイドの制御に問題ないと確認。最低エージェント1人同伴すれば支部内を行動することを許可。結果ストレスが緩和されたような素振りを見せる。
----年6月13日、同行エージェントに能力を使用し脱走する事件発生。2時間後に確保。処罰として1週間保護室にて謹慎。
----年6月20日、FHによる支部襲撃が発生。その際、恵里が能力を行使し半数のFHエージェント無力化。この事件を受けて白蝙蝠が皇恵里をエージェント登録を要請。承諾。
コードネーム:姫の仰せのままとして登録。
----年6月22日、同行者が二人以上いることを条件に支部周辺の外出の許可。
----年2月5日、Y市支部長退任。白蝙蝠がY市支部長として就任。側近として姫の仰せのままを選択。
----年2月28日、姫の仰せのままはコードネーム変更を要請。承諾。
コードネーム:女王の仰せのままとして登録。
----年-月-日、C市支部にてジャーム発生。Y市支部からエージェント動員、女王の仰せのままを含む。
----年-月10日、A市、C市、Y市にFHアルデバランによる襲撃発生。
----年-月11日、白蝙蝠死亡。遺言として女王の仰せのままを支部長として後任に推薦。承諾。
----年-月13日、女王の仰せのままC市支部長就任。
----年-月20日、女王の仰せのままはコードネームの変更を要請。承諾。
女帝の仰せのままとして登録。
側近として、山月悠里(PC4)を指定。
過去
UGN接触以前
物心ついたときには怒鳴られる、物を投げられる、殴られるといったことは当たり前だった。食事はぱさぱさで変な味がするパンだけ。声をだせば、もっと痛い目にあう。だけど、ある時我慢の限界で「やめて」と叫んだ。なぜかそいつはすんなりやめた。「どっかいって」とおびえながら声をだすと、あれから二度と私の目の前に現れることはなくなった。
その後、「FH」を名乗る人が私の前に現れた。「私をここから連れ出して」と声を出すと一人は丁寧に私の手を取り外へ連れ出した。町から少し外れた廃屋に入れられた。でも、私が過ごしていた場所よりずっときれいだった。
そこにいた一人が幼い私のことを「女王様」と呼んだ。その時自分の何かが変わった気がした。今思えば、その単語に私のレネゲイドが呼応したのだろう。そんなことが理由でも、それが世界に私に求める姿というなら、そうなってやろう。
椅子に座り、「ひれ伏せ」と声を出せば全員が跪き頭を下げた。気持ちよかった、全員が私にひれ伏す姿を見るのが、私の言葉に何もかも従うのが、自分が高貴であることが自覚できるのが。前よりもおいしい料理を口にできて、いくらでも娯楽品で遊ぶこともできた。
UGN接触
少し後、新入りが来た。私が一言口に出せば彼らはひれ伏せば跪き頭を下げた。新たな臣下が増えたことが面白く、とても嬉しかった。もっと臣下を増やしてもいいと考えた。
その後変なものが入ってきた。私が知らないものだ、臣下の誰も知らないという。「気持ちわるい、消えて」と口に出すと、それは小さな爆発を起こして壊れた。自分でも驚いた、それは聞く耳も言葉を理解する知能もないはずなのだから。それと同時に自分の力に心が沸き上がった。人だけじゃなくてものまで従わせられるのかと。
三日後、臣下が言うには武装した集団が入ってくるのだと。経験したことのない状況に内心酷く怯えた、だが。それを表にはださなかった。もしも私の言葉が通じなかったらどうしようと怯み、臣下に攻撃するよう伝えた。だが、皆倒れた。
彼らは私の前にきた。「私を守りなさい」と口に出した。彼らの耳に届くかどうかはわからなかった。だが一人が頭を抱え苦しんだ後、やつらに殴りかかった。よかった、あんなヘルメットをしていてもわたしの言葉は届く。一人、一人とわたしの僕となっていった。一人だけ、その乱戦の中から私の前に飛び出してきた。焦って「ひれ伏せ」と声をだした。だがやつはマスクを脱ぎ捨て、わたしに攻撃してきた。そいつは少年……
なんならわたくしより年下でしたの! 許せないのですの! 顔は覚えたし、コードネームは「ファルコンブレード」と後から聞いたのですの! 今でも許しませんの!!!!!
UGN保護
知らない部屋で目が覚めた。白い壁と天井、窓はなかった。いや、まるで何かを閉じ込めるために鉄格子で頑丈にされたうえで天井の少し小さな窓から太陽の光はたまに入ってきた。誰かがいた、なんとも頼りなさそうな顔つきの男が私のことを少し離れたところから見ていた。
「ここは……どこですの?」 危ない、私は女王。言葉遣いもすべて気を配らなければ。
話を聞くにUGNという私のような能力者を保護する施設らしい。そして目の前の男は橋沢純、なんとも頼りなさそうな名前だ。それより、私の言葉が効かなかった。驚きと恐怖心があった、だが頼りなさそうな顔のせいで恐怖心は緩んだ。
そして私にちゃんづけするという今までにない感覚があった。嬉しいようなイラつくような……
橋沢が部屋から出ていく、部屋の中のものは自由に使っていいと言われたが本や紙とペンくらいしかない。あと、ドアでしきられている、トイレと風呂もあった。橋沢が出て行ったドアを開けようとしたが鍵がかかっているのか、開かなかった。「ひらきなさい」とドアに向かって言い放つと、かんたんにドアが開いた。やはり私はすごい。絶対にあの私を気絶させたやつを見つけてやる。
廊下で橋沢と目が合った。追いかけてきたので逃げた。だが少女の足で逃げれるわけなく簡単につかまった。
「離すんですの! 離すんですの!」
「部屋から出てきちゃだめだよ!」
と、部屋に連れ戻された。翌日、出ようとしたがドアが開かなくなっていた。
その日以降、橋沢に勉強を教えられた。宿題は嫌いだったが橋沢の話は面白かった。だいたい1か月ほどで能力の抑制の仕方を覚えて部屋の外に出ることはできなかった。そこで初めて私のことを気絶させたエージェントについて聞いたが、もうこの支部から離れたと聞いた。従順なふりをして、支部の中を覚えて、同行者が安心しきったところで、能力を使って脱走しようとした。外の世界を見ることができた。とても奇麗だった、たくさんの人がいた、自分と同じくらいの子供もいた、話にしか聞かなかった車や飛行機を見ることができた。
クレープというのを食べた。自分で選んで、それが作られるところを見て、自分で受け取って食べた。とても美味しかった。次はどこへ行こうかと歩いていると、私を追いかけてきたUGNの人に見つかった。逃げようとしてがすぐにつかまってしまった。
橋沢にひどく怒られた、怒鳴られたのは久しぶりだった。でも、あいつの怒りとは違った。なぜかわからないけど、胸が痛くなった。殴られたりしてないのに。
一週間、部屋にいなければならなくなった。おとなしくしていた、橋沢もいつもみたいに頼りなさそうに……優しくなった。
一週間後の朝、支部内に鳴るサイレンの音で起きた。橋沢があわただしく入ってきて、「ここでおとなしく隠れていてて」と言った。そして部屋から出ていく。鍵をかけた音が聞こえなかった。おとなしくなど、しているものか。ドアを開き、騒がしくなっている方向へ向かう。
そこで、橋沢が戦っていた。風で男を吹き飛ばしていた。あそこまで必死な橋沢は初めてだった。戦っているのは話に聞いていたFHだろう。向かっていると、一人の男が投げたナイフが橋沢の肩に刺さった。
なにか、自分の中に黒いなにかが渦巻くのがわかった。怒り、とは違う憎しみ……そう、憎悪だ。その黒い感情を乗せて口を開いた。「跪け」「ひれ伏せ」「死んで償え」「苦しめ」
FH達は泡を吹きながら倒れていく。もうすでに倒れているFHに言葉を乗せ、怒りをぶつける。自分が自分じゃなくなっていく気がした。それでも言葉を発するのをやめなかった。口を開けば開くほど、意識が遠のいていく。でももうやめようがなかった。意識が閉じかけた時、自分を包む感覚と、声が聞こえた。
「もうやめろ恵里。女王様なんだろ、そんなの女王のやることじゃない」
自分の中で、また何かが変わった気がした。あの時だ、初めて女王と呼ばれたときと同じ。
そう、わたしは……わたくしは女王。女王として、高貴に振る舞う。
橋沢を抱き返し、まだ戦いの起きているほうへ向かう。
わたしは女王。
『ひれ伏しなさい。ー---女王の前よ』
こうして一人のエージェントとして認められる。
UGNエージェント
一人のエージェントとして、一般人を守り、FHやジャームと戦う。そしてそのエージェントはコードネームを持つ。
……ですけど姫の仰せのままってなんですの! 姫ってなんですの、姫って! 橋沢からもらったのはいいですけど、わたくしは姫でなく女王ですの! コードネーム変更ですの、わたくしは女王ですの!
コードネーム変更は簡単に通りましたわ。コードネームの名に恥じない働きももちろん、余裕ですの。一部のFHは忠誠を誓ってUGNで働いていますの。
ある時、--山にレネゲイド反応があり、そこへ向かうこととなりました。そこでは、動物を狩っていた、オーヴァード、山月悠李と会いました。ジャームではなく、理性のあるオーヴァード、それも子供だったので保護することなりました。まるで、昔の自分を見ているようでした。しかし、最初はわたくしのことを見てひどく怯えていました。チルドレンとしてそだてられ、その白虎の如く力を振るい活躍してくれました。任務を重ねるにつれてわたくしのことを見ても怯えなくなっていきました。
1年前、アルデバランによる襲撃がおきました。FHエージェントと戦っていましたが、アルデバランと戦うことは許されませんでした。橋沢に何度も抗議しましたが、彼は聞く耳をもちませんでした。それでも、自分の持ち場のFHエージェントに地面にひれ伏せさせて、アルデバランのもとへ向かいました。命令違反でも怒られてもかまいませんでした。
橋沢は、腹から血をだし壁に寄りかかっていました。まだ、意識はあったようですが、わかってしまいました。このままでは死んでしまうと、あるいは再生にレネゲイドを使いジャームとなってしまうか。
「橋沢! どうして、わたくしが最初からいればきっと……」
「なんで、来ちゃったのかな……来るなって言ったはずなのに」
「こうなるから、ですの」
「さすが、女王様」
「……アルデバランの姿は見えませんが、倒したのかしら?」
「いや、さとりとPC1が受け持ってくれている。……もう、意識が遠いや」
「だめです! 『生きなさい! 橋沢!』」
「ははは、だから、君の言葉は僕には効かないって」
「……お願い、死なないで……」
「悲しいけど、その言葉は聞けない。ジャームとなって君を傷つけたくない。最後に……この支部を君に託す。君なら、この支部を守れる。頼んだよ、女王様……恵里」
橋沢の言葉通り、わたくしは支部長として選ばれました。数日程、わたくしが橋沢のようにやっていけるのか迷いました。私の力が足りなかったのは本当。橋沢も私が未熟ということをわかっていた。
でも、わたくしは女王。いえ、それ以上の力が必要。
わたくしは女帝よ。すべては、女帝の仰せのまま
パーソナルデータ
性格
尊大な性格。自尊心が限界突破している。場合次第で日本支部長にも食って掛かるが霧谷さんの性格的にそんなことはめったに起こらない。
慕ってくれている部下は大切にする。特に山月悠里(PC4)はお気に入り。
クレープが好き。
シナリオプラン(データ面)
ミドル ドラマシーン
社会が高いので「すごい服」を購入する(購入難易度10)。PCの状況次第で応急手当キット、防具等も買う。(アイテムの受け渡しが可能かはGM裁定)
情報判定は基本的に一番高い難易度に挑戦する。
医療トランクを茜天 結無(PC1)に受け渡す。
ミドル戦闘
基本的にコンボ「女帝の一言」で単体攻撃。マイナーはやることないのでエンゲージ散らしておく。場合次第で「女帝顕現」使用。
クライマックス戦闘
基本的にセットアップで「女帝顕現」使用。侵蝕率次第で使用しない。メジャーはコンボ「女帝の一言」で攻撃。
履歴
Change The World
「ひとつ訂正させてもらいます。わたくしは女王ではなく女帝ですのよ!」『ひれ伏しなさい!』
「わたくしたちの仕事の一つは、居場所を守ることよ」
LOST TIME MEMORY
「お姫様」
「私情をもちこむのはわたくしの弱さでしょう。ですが恥じることではありません。弱さを知る人間こそが真の強者でしてよ」
「これですべて終わりです」『ひれ伏しなさい!』
「わたくしは女帝ですの。エージェントもジャームもすべて従えてみせますの」
「まだ、私は……!」
DDD
「見る目はありますが、少しばかり……いえ、ホームラン級のおバカさんみたいね」
「次が最後ですのよ」
「これが最後ですのよ」
「ええ、ですがまだ、わたくしの支部には優秀なのがいましてよ」
フィラクテリー
セッション履歴
No. | 日付 | タイトル | 経験点 | GM | 参加者 |
---|---|---|---|---|---|
フルスクラッチ作成 | 34 | ||||
1 | 6/16 | Change the world | 35 | 鳥鯖さん ibさん | アパムンさんハイスノさんC60 ひよこさん |
2 | 6/19 | LOST TIME MEMORY | 54 | 鳥鯖さん ibさん | ハイスノさんC60 ひよこさんアパムンさん |
3 | 6/24 | DDD | 55 | 鳥鯖さん ibさん | アパムンさんC60 ひよこさんハイスノさん |
4 | フィラクテリー | 鳥鯖さん ibさん | アパムンさんC60 ひよこさんハイスノさん |