固有名称：“灼銅鱗祢(タタラ・タタル・タタリクス)”

能力："｜天叢雲劔偽《アメノムラクモノツルギ》"

　灼銅に煌めく銘剣を体内から生み出し、己が手足の如く扱うことができる。
　剣の柄頭から伸びた紐状の先端を胸元にある｜賢者の石《レネゲイドクリスタル》……心臓に接続することで剣は真の力を発揮する。
　しかしそれは行うことで自らの内面に潜む"｜灼銅鱗祢《ヤマタノオロチ》"を解放してしまうという諸刃の剣でもある。

《血脈：『ヤマタノオロチ』》
　日本神話における八つの首と八つの尾を持つ巨大な大蛇……ではない。
　奥出雲の山奥で暮らしていた先住民たちであり、その進んだ製鉄技術と成果を目的とした侵略者、スサノヲによってその悉くが滅ぼされ、奪われ、真相は闇に葬られた。
　昴芽はその生き残りの血を極めて強く引いており、覚醒後は自身の中に蠢く"形ない憎悪"に常に苦しめられることになる。

推奨ワークス/カヴァー:高校生/高校生
シナリオロイス:夏蔦叶（ナツヅタ・カナエ）
推奨感情:好意/不安
君は数年前、誘拐事件に遭い、行方不明となった。
その事故のショックで、君は今でも事件以前の記憶を失っており、家に帰ってきてからの記憶しかない。
幼馴染である叶とPC2は、そんな君を事件以後も変わらぬ付き合いをしてくれる数少ない友人だ。
なにかを思い出すような様子もないまま、君は昨日と同じ今日を変わらず過ごしていた。

第1話・ロイス
D 賢者の石
2 尾神家　●幸福感/隔意
3 失った記憶　執着/無関心●
4 夏蔦 叶　●好意/不安
5 星宮 かなた　●好意/不安
6 嵐山 朔　●尊敬/劣等感
S 弔零刃　尽力/相克●

推奨ワークス/カヴァー:高校生/高校生
シナリオロイス：《弔零刃》尾神昴芽　尽力/隔意
突如君を襲った真実は、それでも君の日常を奪い去るには足りえなかった。
同じ顔、同じ姿、同じ声を持ちながら、日向側の『日常』は君こそ尾神昴芽だと受け入れる。
君と同じ顔をした影は、日に照らされることはなく、かつての日々に思い馳せながら、黄金の刃を君に向ける。その輝きはまるで、かつての日々を憂う思いの如く。
だが、未だ真実は影に潜み、混迷に呑まれる君たちを待つ。それでも君は、君の日常（自分自身）を守り通さなければならない。

第2話・ロイス
D 賢者の石
2 尾神家　幸福感/隔意●
3 夏蔦 叶　●好意/悔悟
S 《弔零刃》尾神昴芽　●尽力/隔意
5 星宮 かなた　●好意/悔悟
6 松下嘉成　執着/敵愾心●
7 『嵐山』の太刀　●尽力/恐怖

推奨ワークス/カヴァー:高校生/高校生
シナリオロイス：《星を抱く毒》　尽力/敵愾心
君を生み出したもの。君の日常を壊したもの。君の世界を脅かすもの。安寧を囁く母の声は、世界を蝕む毒の如く。
他の誰でもなく、君にしかない因縁に今度こそ終止符を打たねばならない。
君が何から生まれ、どうやって生きていき、誰に与え誰から奪おうとも。
何に縛られるでもなく、君は君の命を全うし、己が成すべきことをする必要がある。

第3話・ロイス
D 賢者の石
2 夏蔦 叶　●尽力/隔意
S 《弔零刃》尾神昴芽　●尽力/敵愾心
4 《星を抱く毒》　尽力/敵愾心●
5 星宮 かなた　●尽力/悔悟
6 嵐山 朔　●尽力/不安　昇華
7 これまでの日常　●尽力/隔意