登録名：リカルド・セルヴァ
コードネーム：血濡れの狂犬《ラビッドブラッド》
性別：男
出身：イタリア
誕生日：4/29
身長：184cm
体重：88kg
血液型：A型
所属：｜古物蒐集會《ダイナソー》
ブリード：クロスブリード
シンドローム1：ソラリス
シンドローム2：ブラム＝ストーカー
シンドローム3：―――――
特記事項：遺産《蛇王の外套》契約者

・戦闘適性：A-
・継戦能力：C+
・命令順守：EX
・陣頭指揮：A
・社会適性：D+++
・ＲＣ技術：B-
・衝動耐性：C
・特異能力：D

『｜古物蒐集會《ダイナソー》』に所属するオーヴァードの1人。
強面な顔に違わず、非常に好戦的で気性が荒く、暴力に躊躇いがない。
さらには、蛇のような狡猾さと残虐性も合わせ持つ。
総じて非常に危険な男であると言えるだろう。
ある時ふらりと箱守が連れてきた彼は、裏社会の特に苛烈な世界に故を持つと噂されている。
一方で仲間や協力者など、自身が認めた相手に対しては多少粗雑ではあるものの気を回すことも出来る。
そんなこともあってか、一癖も二癖もある実力者揃いの古物蒐集會の面々との関係性は意外と悪くない。
なお、彼はあくまで箱守の協力者であり、UGNに属しているわけではない。
そのため、場合によってはUGN関係者にもその銃口が向けられることもあるだろう。
彼の素性や何をもって箱守に手を貸しているのかは不明だが、何かしらの取引があったのだろうと言われている。

彼が扱う武器は、それ単体では多少のカスタマイズこそされているものの何の変哲もない｜自動拳銃《ベレッタ》である。
だが、その銃撃は並みのオーヴァードであれば一撃で命すらも容易く奪い去り、一握りの強者であっても無視出来ない威力を宿している。
その秘密は弾丸にある。彼の能力で生み出した化学物質と血液を用いた混成弾は着弾して初めて、その真価を発揮する。
体内に埋め込まれた混成弾は内側から肉体を蝕み、崩壊させてゆく。その苦痛は余りにも激しく、戦と傷に慣れた戦士であっても身を捩り涙を浮かべるほどである。
また、彼はその性格上あまり積極的には行わないが、その混成物質による強化は他者に施すことも可能である。

後ろ暗い噂の多い彼の正体。それは、イタリアにその名を轟かせる大規模マフィア"サランドラファミリー"の｜若頭《アンダーボス》補佐である。
主に手荒な手段を含む情報収集や抗争時の陣頭指揮を任されている。
その手腕は組織でも高く評価されており、ボスからの信頼も篤い。
そんな彼がファミリーを離れ、古物蒐集會に籍を置いている理由は実に単純。ファミリーのボス直々の指令だからである。
同じく古物蒐集會に所属している花音・サランドラはファミリーのボスが溺愛している一人娘であり、ひと悶着の末に彼女の古物蒐集會参入が認められた際にファミリーから護衛として派遣されたのだ。
彼の正確な加入経緯を把握しているのは本人を除けば、會長の箱守と副會長のテオバルト、そして事務統括の阿久津を初めとした数人だけである。
だが、普段の様子から彼と花音の間に何かしらの深い関係があることは會員にとっては周知の事実であり、二人も喧伝こそしないものの隠すつもりもないようだ。
そんな彼の持つ遺産《蛇王の外套》は、元はファミリーに収められる上納品の中に珍品として紛れていた、近付くだけで精神を蝕まれるという触れ込みの曰く付きの一品であった。
レネゲイドの知識に暗くとも肌で感じ取れる異質さ故に倉庫の奥に封じられていたソレが遺産と呼ばれる飛び切りの曰く付きであり、古物蒐集會の加入資格を満たしうるものであると伝えられた時、彼は躊躇いなくソレを手に取った。
そして、ただでさえ恐ろしかった男はオーヴァードとしての覚醒を果たした。

UGN遺物探索局に所属する遺産回収部隊。それが《｜古物蒐集會《ダイナソー》》である。
表向きの役割は遺物探索局が発見した遺産を他勢力に先んじて回収するための武闘派回収部隊とされている。
だが、その実は『｜遺産収集者《レガシーコレクター》：｜箱守《はこもり》 ｜紡《つむぎ》』が集めた遺産継承者達および箱守本人を監視、管理および利用するための専用部隊である。
そのため、人事権は箱守紡に全権が委ねられており、彼女｜が気に入った《に目を付けられた》人員で構成されている。
結果としてメンバー全てが遺産継承者で構成された特殊な部隊となっている。

裏地に蛇鱗の刺繡が施されたファージャケット。短期間の内に幾度となく血と悲鳴を啜っている。
「ボスの命令を果たすにはコレが一番手っ取り早かったってだけだ。ま、コイツのおかげで新しい手札を手に入れられたのには感謝してるさ」