容姿・経歴・その他メモ

「ワイや！　尾上や！　よろしゅうなァ！」
「今のまま、ねぇ……でもせっちゃんの胸は変わった方がええんとちゃすんません調子乗りました！　炙らんといて！！！！」
　

経歴

UGN軒間市支部に所属するUGNチルドレン。真面目、冷静沈着を体現したチルドレンらしいチルドレンで、UGNの次期指揮官候補の一人としても名が上がる程であった。
6年前、発症者と目された坂上と由苑の監視、そして可能ならUGNに引き込め、という命を受けとある支部から軒間市支部に赴任。二人に近づいた。……のだが。

性格

最初は、接近の為の計算づくのキャラ作りだった。こういうノリは、得てして多少の不自然さを消す。自分が特異な環境に身を置いていることは理解しているから。慣れ、計算が終わり見極めるまでの時間稼ぎ。それだけだった。
だが二人と……桔梗と折生と接し、いわゆる『普通の日常』『友達』というものを過ぎゆく季節と共に知る内に、彼のプランと計算にどんどんズレが生じていった。要するに、ハチャメチャに尾上は絆されてしまったのである。

かつての真面目、冷静沈着はどこへやら。一見綿密だが、よくよく読むと問題な～し、異常な～しとしか言っていないすっかすかの報告書をカタカタたまに上げる、軒間中学校のエッセ～な関西弁を話すちゃらんぽらん。それが現在の尾上星夜である。もうこっちのキャラの方が長いし、二人と居る内はボクもうこれでええわ！　と本来の性格は投げ捨てた。

ノイマンシンドロームによる超頭脳も、最近は授業中にテロリストが攻めてきた時にどう対処すれば女子から黄色い声が上がるか、というシュミレーション位にしか使われていない。ちなみに何回考えても桔梗と折生、たまに長井先生が大体どうにかするので自分の出番があまりない。いや見せ場残してくれや特に桔梗！　お前モテ期来とるやろ！　ボクに譲ったらんかい！

「ま、ええ思いをさせてもらっとるわ……ホンマにな。たまに不安になる位やで？　なぁ。」

レネゲイドウイルス

二人には偶然を装って近付き、仲良くなった頃合いを見て「実はボク……内緒の力があんねん」といった塩梅に能力を開示。これは偶然いや必然、我等三人生まれは違えどこうして集った者同士、固く結ばれた秘密にせしめん、といった状態に監視の為にキープしてしまったが故、世界の数々の発症者や組織について話すタイミングをなんとなく失ってしまった。

赴任の話もあり、もうすぐバラバラになってしまうというのに（札幌に行く、と桔梗が話した時の折生の顔が忘れられずこっちも言えていない）どうしたものかと少々、いやかなり最近は密かに悩んでいる。かつての自分なら、どっちもすらすら話せたのだろうけれど。

交友

〈坂下 桔梗〉

親友。いい奴なのだが、時々正直ボクより変な奴ちゃう？　とは思っている。いや空から女の子は降らへんやろ。あと腕っぷし強すぎやろ。びっくりマンかいな。しかし札幌、札幌か……。

〈由苑 折生〉

親友。世話焼きには照れ臭くも感謝しており、基本的に勝てない。彼女にあだ名で呼ばれた時、本当の仲間になれた気がして嬉しかった。……異動、どう言ったもんかなァ。

〈小野田 一之慎〉

現在の上司。色々とお世話になっているし、こっちの本来の任務のお目こぼしをしてもらっているのもあってか信頼している。
研究資料をもっと読んでみたい。

〈R.A.M.〉

こっちに来てからの親代わり。生活だけでなく、参観や面談の際にもお世話になっているのだが。ただ一つ、苗字の違いについて家庭の事情で、とかつて言ったのを後悔している。なんか今更覆されへんやん。ごめん長井先生、そこにドラマとかないねん。ホンマごめんかなたさん、あの頃のボクアホやってん。

〈小向みなも〉

かわいい～。いやちゃうで、下心とかではないで？　素直な感想やんか。シリウス！　そんな目で見んなや！　

〈高峰 満〉

男友達。家業を継ぎたい、らしい。本当の親の覚えがない自分がそういう気持ちを完全に理解できるとは思わないが、それでも立派だと思っている。

〈長井 昌〉

教師と教官ってやつは全然違うなぁ、などと思っている。好き。
そしてその話……ボクめっちゃ興味あるで！　なんや君らその目は！　ボクは屈さんぞ！

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