ゆとシートⅡ for DX3rd - ゆと工公式鯖

“あの日の残響” - ゆとシートⅡ for DX3rd - ゆと工公式鯖

あの日の残響(リフレイン)

プレイヤー:ドソキーユング

年齢
36
性別
星座
身長
体重
血液型
ワークス
工作員
カヴァー
ブリード
クロスブリード
シンドローム
ソラリス
ノイマン
HP最大値
26
常備化ポイント
10
財産ポイント
10
行動値
6
戦闘移動
11
全力移動
22

経験点

消費
+34
未使用
0
フルスクラッチ作成

ライフパス

出自
犯罪者の子
経験 アイツらを皆殺しにすれば、俺の溜飲も少しは下がるのか?
敵性組織
邂逅/欲望 これは逆恨みなのかもしれない。アイツのおかげで助かったのも確かだ。それでも。___この世で一番苦しんでるのが自分だと思わせながら殺してやる。
任意:都築京香
覚醒 侵蝕値 俺に選択肢なんて無かった。
命令 15
衝動 侵蝕値
殺戮 18
侵蝕率基本値33

能力値

肉体1 感覚1 精神4 社会4
シンドローム0+0 シンドローム0+0 シンドローム1+3 シンドローム3+1
ワークス ワークス1 ワークス ワークス
成長1 成長 成長 成長
その他修正 その他修正 その他修正 その他修正
白兵 射撃 RC 交渉1
回避1 知覚1 意志 調達1
情報:軍事1

ロイス

関係 名前 感情(Posi/Nega) 属性 状態
Dロイス 復讐者(アヴェンジャー)
殺意 都築京香 執着 憎悪
純愛 悔悟
シナリオ エレウシスの秘儀 執着 憎悪

エフェクト

種別名称LVタイミング技能難易度対象射程侵蝕値制限
リザレクト 1 オートアクション 自動成功 自身 至近 効果参照
(Lv)D点HP回復、侵蝕値上昇
ワーディング 1 オートアクション 自動成功 シーン 視界 0
非オーヴァードをエキストラ化
アドバイス 1
ラストアクション 1
絶対の恐怖 5
神の御言葉 5
錯覚の香り 3
コンセントレイト:ソラリス 3
写真記憶 1
声なき声 1

コンボ

経験点計算

能力値 技能 エフェクト アイテム メモリー 使用総計 未使用/合計
10 0 154 0 0 164 0/164
侵蝕率効果表

現在侵蝕率:

容姿・経歴・その他メモ

記憶

「私たち、もう終わりにしましょう。」
1人の女性の声。俺を形作る幾つもの悪夢の内の1つ。その始まりの一声だ。…もうずっと昔のことなのに、本当に全てが終わったあの日から俺の記憶は何一つ欠けることは無くなった。故にここから先の流れも寸分違わず再現できる。
「お、おいおい…急にどうしたんだよ…というかなんでお義父様とお義母様もいらっしゃるんだ?いや、それだけならまだいい。そっちの2人は本当に誰なんだ?失礼ながら全く見覚えが無いんだが?」
男の声が答える。その声は聞くからに狼狽が混じっていて、しかし思いあたる節をなんとか否定しているようにも聞こえた。
地方都市のそれなりの規模のファミレスの一角。その空気が冷え込んでゆくのは例え当事者でなくとも見れば分かることだった。
「ホントは心当たりがあるんじゃないの?___あなたがいつもこっそり会ってる女とのことよ。」
女が鋭く問う。
「あ、あ~!アイツか!いや違うんだよ、アイツは大学時代の友人でさ!久しぶりに会ったら意気投合してしばらく話してたんだけど本当にそれだけなんだよ!」
必死に答える男に対し女は軽蔑を隠さずにため息を吐いた。それに応えるように、今度は男を挟み込む形でテーブルに着いていた、男が全く知らないと言っていた人物が動いた。黒いスーツ姿のその人物は持っていた鞄から数枚の写真を取り出して男の前に並べる。男の顔がみるみる青ざめていく。
「わたくしは探偵を生業としておりまして。この度は奥様のご依頼でここ1ヶ月のあなたの行動を調査させていただきました。」
反対側に座っていた男が『法律事務所』と書かれた名刺を取り出して続ける。
「これらの写真はあなたが不倫を行っていたことを法的に示す十分な証拠と言えます。」
男は始めから詰んでいた。絶望した表情で頭を抱える。丸いテーブルの全ての席から軽蔑の視線が男に降りかかる。女の男を罵倒する声が響く。義父、義母と呼んだ人物から男へと叱責の声がかかる。
男はゆっくりと頭から手を離した。
「ああ…うるさいうるさいうるさい黙れ黙れ黙れ黙れ!!!!」
鞄から何かを取り出しながら弾かれるように立ち上がる。
そして。


___ッパアアァァァン


店内に何かが破裂するかのような音が響く。赤い液体がテーブルに飛び散り、白かったり黒かったりする何かが皿の中に混じる。
ドサリ、と音を立てて女がテーブルの上に突っ伏す。
男は手に一丁のピストルを持っていた。まるで時間が止まったかのような静寂。その中で最初に動いたのはやはりピストルを持った男だった。男は自らを探偵と名乗った人物と、名刺を差し出した人物の頭に銃口を向け引き金を引く。2度破裂音が響き、2度頭が弾ける。続けて男は立ち上がりかけていた義父の眉間を撃ち抜いた。そしてその数瞬前に逃げ出した義母を追いかけ歩き始める。そこで隣の席にいた1人の青年が男に組み付いた。しかし男はその青年の頭をテーブルに叩きつけ、こめかみに銃口を突きつけて発砲した。そしてもう少しでレストランから逃げれるところだった義母へ銃弾を2発撃ち込んだ。1発はレストランの壁を穿つに終わったが、2発目は不幸にも首を貫いていった。男はゆっくりと振り返り、



訳も分からず状況を見ていた俺に銃口を向ける。男…俺の父と目が合う。発砲音が鳴り響く。そして。父は側頭部から血を噴き出しながらゆっくりと横へ倒れた。横を見れば、1人の女性が震えた手で拳銃を握っていた。青年と相席していた女性だ。彼女は涙を流しながら、憎しみに満ちた目で父を見ていた。

30年前。俺の最低の人生の始まりだ。

犯罪者の子

事件の後、俺は親戚の家に預けられることとなった。多分その人たちは俺の父親と違って根っからのクズというわけではなかったのだろう。しかし、俺の犯罪者の子という名誉はどこまでもついて回った。まったくの無関係の人間まで巻き込んだ7人の殺害、そしてあまりにも身勝手な動機で行われた凶行。それに対する恐怖や憎悪を向けられるべき父は死亡し、それらの全ては自分に向かった。あるいはあの集団の中での唯一の生き残りであったことも自分に対する死神めいた印象をもたらしたのかもしれない。そして俺に向かった悪感情は当然俺を引き取った人たちにも及んだ。そのような犯罪者と縁があったこと。そのような犯罪者の子を向かい入れるということ。あらゆる汚名が降りかかった。いつしか彼らは心を病み、俺が初等教育を受け終わったころには全員離散していた。
正直、俺をおいて皆いなくなった事はありがたかった。
俺という存在のせいで日々やつれていく人々を見るのも、その目に少しずつ俺に対する苛立ちが募っていくのを見るのも恐ろしかったからだ。いなくなった後も彼らは俺に多少なり仕送りをしてくれたから、俺は出自がバレないように気をつけながら配達などのいくつかの仕事をするだけでなんとか学校に通いながら生きていくことができた。

**

学校の門をくぐれば、今日も恐怖や嫌悪の混じった視線が幾つか集まる。事件からはもう何年も過ぎ、俺が入学してからもそれなりの時間が過ぎたというのにこの手の目が消えることはない。むしろ根も葉もない噂の拡散とともに増加傾向にあった。これでも遠巻きからの視線だけで突っかかってくる人間は昔と比べてかなり減ったのでその点はよっぽどマシになった。

セッション履歴

No. 日付 タイトル 経験点 GM 参加者
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