主な感情：親近感、友情、脅威⇒親近感、友情、不安
……つくづくと思う。私とクロノは似たもの同士だ。
全てを抱え込もうとしてしまうのだってそう。
誰かを頼るのが上手じゃないところだってそう。
後はモモフレンズが好きなのだって、そう……。

例え歪んでいると思われても、私達の交わした昏い約束は必要なものだ。
けれど、願わくばそれを果たさなくて済む未来を掴みたい。
このスカルマンの人形を、形見になんかしたくないから。

（R5.8.13）
私とお前の関係性は、少し歪みのあるものだと思ってたけど。
私と隣り合って戦う、純粋にお前に手を出させまいと憤慨する心の気持ちと、私のそれは不思議と重なり合っていた。
……。小難しいことを考えるのは"もしも"の時まで秘めておこう。今は、大切な友達。それでいい。

主な感情：好意、信頼、疎外感
愚直なほどの正義感を携えている。私とは正反対。
彼だって私と同じく、彼なりの衝動を抱え込んでいるのだろうが、
平九郎が持つ正義の心と、放つ銀色の光は、それを覆い隠すほどに眩い……。
かといって荒唐無稽に正義を振りかざしてばかりでもない。
物事をよく見ているし、筋も通す。信頼できる仲間だ。

そういえば天使と手を繋ぐシャルルを見て羨ましがっていた。
代わりを名乗り出たけど、私なんかの手で良かったのだろうか。

主な感情：傾倒、憧憬、劣等感⇒好意、憧憬、不安
最初にガンマを意識した時のことはよく覚えている。
何故、いちいち攻撃のたびに恰好をつける必要があるのか。私とはまるで違うな。こう感想を漏らした。
それに対する彼の答えはこうだった。「強さを見せつけることがヘド博士の才能の証明」なのだと。
私は気づかされた。彼はただ任務の為に戦っているんじゃない。"ヒーロー"として戦っているんだ。

私はヒーローにはなれない。けれど、ヒーローが突き進む道筋を作ることはできるから。
ガンマになら安心して後の攻撃を託せる。彼と同行している時はそんな風にしてきたし、これからもそうすると思う。
もちろん火力支援は任せてほしい。

（R5.8.13）
……ガンマに対して、ほんとの意味で「ただいま」って言えるまで随分と長くかかってしまったな。
大気圏の外からセルマックス目掛けて降ってくるお前の姿を見たとき、ようやく理解した。
これが……。ヒーローという光に憧れる、子どもの気持ちなんだって……。
―――きっとカシオペヤ座は、今日も綺麗に夜空を瞬いているだろう。

主な感情：親近感、有為、隔意
共に"夢想学園"に出向く中で、思いつめた表情を度々浮かべていた。
胸中にあるものまで、私は覗き込めたわけではない。あの時は、２人とも我武者羅に死者と向かい合う他なかった。
だがある時……久々に見た彼女は、髪を金色に染め上げていた。
一皮剥けている風にも感じた。きっと未麗も、私とは違えど死者の魂に触れる中で"答え"を見つけられたのだろうか。
……きっとそうであると願いたい。

それはそうとして、黒電話を勧められたのは何故だろう。
今度一緒に買い物に出向けば答えが見えるだろうか。

主な感情：信頼、誠意、劣等感
一言で言えば、清花は"強い"。
学年は一年生だが、シャーレの中で誰よりもしっかりとしている。
周囲、特に男子生徒へのフォローも欠かさないし、戦いに出れば多芸の極み。
先生とは違うベクトルからシャーレを支えている１人であると思う。

……私は変わりものだから清花を驚かせてばかりだったし、きっと今後もそうだろう。
それに甘えてはいけないのは分かっているけど。

主な感情：信頼、連帯感、猜疑心
コイツはシャーレの中でも最もプロに近い精神性を持っている。
ただ戦場において冷静な着眼点を持っているというだけではない。
"なんのために戦うか"。"どんな矜持を持って立ち向かうか"。
戦士として必要な意識を常に携えている。隣に立つ者としては安心して見ていられるな。

ごくまれに私の理解が追いつかないことを言い出すけど、それはおいておく。

主な感情：慕情、友情、不安⇒信頼、慕情、不安
世話焼きで、面倒見がよくて、言葉にも偽りがない。
私はずっとグロリアの「強さ」と「優しさ」ばかりを見てきた。
自分は、グロリアのようには絶対になれない……時には、そんな疎外感を覚えるほどに。

どうして、あの時まで気づいてやれなかったんだろう。
グロリアもまた、「友達」と過ごした思い出を包み込むように大事に扱い、
それが壊れかければ慟哭をあげる……。そんな１人の生徒だということに。
愚かだった私にできるのは、グロリアと過ごした日々の記憶を二度と「爪痕」に変えないことだ。

(R5.6.5追記）
グロリアは私と対極の出自を持つ……。と言えばウソにはならないだろう。
本来ならば、UGNの改革派である彼女は、黒い世界で生きる私を敵視し正義の下に裁いてもおかしくないのだ。
けれど―――……。それでもグロリアは誓いを立てた。
私自身だけじゃない。私が抱えているサオリ達への悔恨さえも救って見せると。

"ノブレス・オブリージュ"であろうとする彼女の背中は、とても広く、頼もしく思えた。

主な感情：慕情、友情、猜疑心
まだ共に任務に出たこともないから、私はルーナが見せる普段の姿しか知らない。
いつも朗らかで、頼り甲斐があり、あと弄られる気質もある。
私に分かるのは、それが"表面"かもしれないということ……ただ、それだけ。
心の奥底に踏み込む権利は、私には到底ないだろう。

ああ、でも。また、"みんな"でモモフレのカフェに行こう。って……
そこにきっと。少しでもルーナの本心が混じっていたのだとしたら。……私は、幸せ者だ。

主な感情：友情、有為、不安
メダ子にとって、このキヴォトスは脅威と非日常に満ちているが、
その最たるもののひとつが私の起こしたテロリズムだったのだろう。
あの時の私とメダ子は、まるで別の世界に生きる存在。２人の間に、幾重もの壁が立ち並んでいた。

……いつからだろうか。メダ子と、友達という"対等"な関係でいられるようになったのは。
食べ歩きの時？一緒に怪人と戦った時？カフェにいった時？始点がどこにあるのかは定かじゃない。
ただ、一つ間違いないのは。
……仲直り、できて、よかった。

主な感情：有為、連帯感、嫌気
タケルは防衛術に長けている。
天使も見抜いていたが、猛虎の如き荒々しい風を、攻撃よりも守りの為に使う場面が多い。
戦闘においては仲間のフォローに注力している。
だからこそ、私のような不良が何の心配もなく荒っぽい戦術を取れるのだが。

率直に言うと、まだ彼のことは理解し切れていない。
本音を隠しているように思えるが、いつかそれが見られる時が来るだろう。

主な感情：信頼、慕情、疎外感
シャルルは、私や平九郎、心の傍にいることが多い。
それは任務での同行率が高いという意味ではなく、私達が迷いを抱えた時。あるいは、感情がかき乱された時。
シャルルは気が付けば、そっと寄り添ってくれるのだ。「自分がいるから大丈夫」と言わんばかりに。
どんな窮地に陥った時も頼りになる男だ。強い信頼を皆から寄せられているのにも頷ける。

話を変えると、平九郎じゃないが、天使とこっそり買い出しに出かけていたのは狡い。
今度は私に案内をさせるべきだ。

主な感情：好意、幸福感、不安⇒好意、幸福感、恥辱⇒好意、幸福感、憤懣
戦場に立てば冷徹に戦う私と、その背中を見つめる心。
遊びに出れば慣れた様子で満喫する心と、彼女に手を引かれっぱなしの私。
そんな対極の構図だったはずが、気づけば飢餓衝動を持つ者同士同じに……。
違う。心の方から私に歩み寄ってくれてるんだ。私を理解しようとし、私と同じ言葉を紡ぎ、何処までも私を"追いかけ"て…

だから、今度は私の番。
私も……。心のことを、もっと知りたい。そして、もっと近づきたい。

（R5.6.5追記）
……ああ。なんて姿を晒してしまったんだろう。
恥ずかしがって、事あるごとに唸って、すぐに感情を露わにして。
いつもと違う恰好だったとはいえ今日の私は私らしくなかった。
そんな私をいつも通りフォローしてくれたのは心だ。……嬉しいけど、同時に恥ずかしいという感情も湧き始めた。

同時に、戦闘の時は前よりも気張って心を引っ張ろうとしている自分に気づかされる。沼地の霊と戦った時もそうだったな。
―――私は、彼女とどんな関係でありたいんだろうか。

（R5.8.13追記）
先にカフェに誘ったのは私なのに……。パフェが気になるのはわかるけど……。
……むう。私は何を下らないことで不機嫌になってるんだ？

主な感情：有為、信頼、脅威
接すれば接するたびに印象が変わっていった人だ。
学年や見た目のこともあり、一見すると周りを頼らざるを得ない後輩……のように思えるが
実際はそんなことはない。射撃の技術は目を張るものがあるし、取る戦法も存外に容赦がない。
私は今や、シンクのことは一人の戦士だと思って接している。

―――彼はリグレットに何を見せられたのだろうか。
それだけがずっと気がかりだ。

（R5.8.13追記）
主な感情：慈愛、傾倒、不安
私は我儘だったのだろうか。
私は傲慢だったのだろうか。
次の輪廻に希望を見出すお前の背中を、そっと押してやるべきだったんだろうか……。

そんな悩みは、吹っ切れた。
私は―――私の歩む道を変えてくれた天使と、これからも一緒に生き続けたい。
それでいいんだ。闇の中を掻き分けて掴んだ掌に残る感触を、私は一生忘れない。
……まだ戦いは終わっていないから。共に行こう。"虚しさ"という終着点を超えた先へ。

vanitas\svanitatum(全ては虚しく)
et\somnia\svanitas(徒労である)
sed\sstellae(だとしても)
Non\sest\squod\snon\sluceat(最善を尽くし続けてみせる)