容姿・経歴・その他メモ

誕生日の少し前、まだ滲んだ汗がべっとりとへばりつく気持ちの悪い季節
いやあれは汗だっただろうか？
あか、あか、あかーーーてつのにおい
目の前で自分の世界の全てが崩れていく
あの日僕は両親を失った
そして僕はUGNに保護された
前後の詳しい経緯は覚えていない、ただ、怖かったことだけを覚えている
突如として親を失い、知らない大人が現れた
ここへ来たばかりの頃、僕はいつも父と母を呼び泣いていたそうだ
まだ、ものごころついたばかりの幼子にとって知らない大人は恐ろしかったのだろう
親しか知らぬ子供には、親のいない世界そのものが未知であり恐怖の対象だったのだろう
しかし、人は適応するものだ
UGNの皆の優しく辛抱強いコミュニケーションが、いつしか人見知りで甘えたがりの幼子を生意気で勇敢な少年へと育て上げた
いや正確には、本質は変わっていない
ここまで生意気になれるのも、ひとえに家族同然に思える仲間のおかげなのだ

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