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･経歴
　オーヴァードであることを隠して生きてきた少女。
　目覚めたのはちょっとした出来事だった。当時の友人をいじめられ、そいつらに怒りを覚えた。
　その時に、何かに目覚めてしまった。圧倒的な力、いじめっ子を文字通り片手で捻り潰せる能力。それでやつらを病院送りにしたことで周囲の目も、親の目も変わってしまった。その後は自分の力を隠し、高校生になるのを期に満櫃市に転校してきて一人暮らしを始めた。
　【羅刹】と呼ばれる強すぎる力を持った彼女はオーヴァードという力の存在を知らないまま、覚醒後も過ごしてきた。繊細な作業ができなく、ボールなどの球技を使う運動はできなくなったが、陸上はそういうものを使わないため、高校では陸上をしている。オーヴァードの力を抜きにしてもエース級の実力を日々の鍛錬で得ている。
　

･オーヴァードとしての能力
　無自覚であるが故目覚めていないが【羅刹】というものに分類されるほどの超パワーを持っており、また未自覚であるが《モルフェウス》による爆弾生成能力、巨大化への変換能力を所持している。それによる周囲の瓦礫などを巨大化させてぶつけたり、放り投げたりという戦闘技術もへったくれもないパワー押しが得意である。

　素質としては《猫の目》や《鋭敏嗅覚》などのキュマイラの要素を強く所持しており、鍛えればすごくなる。多分。

･彼女という個人
　高校二年生、陸上部の期待のエース。
　力自慢としても知られており、その見た目にそぐわない筋力を保持していることで有名。某鬼殺しの漫画の影響で『そういう体質』だと周囲からは思われてるが詳細は不明らしい。
　力自慢だが器用というわけではなく、サッカーボールを蹴れば明後日の方向に、バットを振れば盛大に空振りするといった致命的な欠点を所持している。

　おっとりとした性格であり、周囲から好かれる性格。いろんな人から餌付けをされていることから『雛鳥』というあだ名が存在する。いつも元気であり、彼女が疲れている様子を見たことがある人は誰もいない。現在はとある理由から一人暮らしらしい。

・彼女という個人（裏）
　かつての事件により周囲から奇異、恐怖の目から見られ、離れたこの土地へ一人暮らししてきた少女。かつての事件に対し、友人からは感謝されたが親からは怯えられたことに耐えきれなかった。
　結果的になるべく周囲に優しく、怒ることを極力避けていった結果、おっとりとした性格へと変化した。
　本来は情に厚い激情化の一面がある。

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