概要

「気付いたら全部終わってるわ。今日も、昨日も、これからも」

人物

高梨 錦花（タカナシ キンカ）
16歳 身長154cm
FHで戦う高校生エージェント。
ウロボロスとオルクスのクロスブリード
反撃特化型白兵戦オーヴァード
顔の半分を長い髪で隠す、物憂げな少女。
大人しい性格で、学校でも物静かに過ごす様子が見られる。
人付き合いを疎んでいるわけではないものの、積極的に関わろうとはしていない。
何かをしたいという考えが薄く、判断を他人に委ねる癖がある。

対抗種(カウンターレネゲイド)の血と融合した影の刃を操り、自動で外敵を排除する能力を持つ。
この刃は両手剣の形状に変化させて直接切りかかることも可能だが、錦花はほとんど使ったことがない。
不用意に味方を巻き込まないように制御されているものの、彼女はこの力の影響で人に触るのが苦手。

1年前の事件以降、全身に蛇が巻き付いたかのような痣が浮き上がり左目の色が変わってしまっている。
戦闘時にレネゲイドを解放すると、蛇の紋様は紅く脈動し影の刃は敵を求めて活性化する。

詳細

来歴

家族構成は父と母、年の離れた兄と、1年ずつ離れた弟と妹が一人ずつの六人家族
しかし、5年前の事件で年の離れた兄以外は全員失ってしまった
元々お兄ちゃん子で、大人しい性格
人付き合いを嫌っているわけではないが、静かに輪に加わることを好んでいる
5年前の事件で覚醒して以降、自らのレネゲイドを蛇状に形作る能力で兄をサポートしていた
自分の意思で物事を決めることが苦手で、判断を他人（兄や陽菜）に委ねる癖がある
頼れる人がいつもまわりにいたことと、人生の大きな岐路は自らの意思に関係なくやってくることへの諦めが主因

1年前の抗争で兄が傷つき、昏睡状態に陥ってしまう
その時に眠っていたウロボロスのレネゲイドと共に対抗種の血が覚醒
激情と共に暴走した彼女のレネゲイドは自動迎撃の力で敵の戦闘員を全員討ち滅ぼした
その事件以降、錦花は陽菜と共に兄を目覚めさせる手段を探してこれまでと違って最前線に飛び込むようになる

人間関係

一ノ瀬 陽菜

陽菜のことは大事な友達だと思っているものの、錦花は自分のことを「陽菜の友達」ではなく「陽菜の恋人の妹」と認識している
本心を直接語ったことはないが、彼女の心は1年前の事件以降疲弊し傷つききっている
「陽菜のもとに兄を返す」だけをモチベーションに日々を生きており、もしも自分が兄の身代わりになる機会があれば喜んで身を投げるだろう

鳴峯 キセキ

キセキは学校での数少ない友人
積極的に他者とあまり関わろうとしない錦花へ何かと話しかけてくれるキセキのことは貴重な友人だと思っている
学外でも彼女に連れられて時々二人で行動している
罪悪感を持たずにかかわることができるという面で、錦花の拠り所となっている側面がある

兄 高梨 伊月（タカナシ イツキ）

年齢は21歳で、錦花の5歳年上
シンドロームはウロボロスのピュアブリードRC型
https://yutorize.2-d.jp/ytsheet/dx3rd/?id=sT8gui
自らのレネゲイドを齧り取り、外敵にぶつける戦い方を得意とする
5年前に両親、弟、妹を失い、最後に残った錦花と二人で支え合って生きて来た
年の離れた二人を守らないといけない責任感を穏やかな笑顔の奥に隠して頼れる兄を演じている
陽菜とは彼女の告白をきっかけに交際がスタートしていたが、1年前の事件をきっかけに昏睡状態になってしまう
錦花と陽菜は伊月を目覚めさせるための方法をいつも探している

"エキドナの魔剣"

彼女の血はウロボロスの力と完全に融合しており、その力を解放すれば仇なすものへ無差別に襲い掛かる
そのため、彼女はこの1年間自分の意思で戦闘行動をしたことがほとんどない
半ば自暴自棄とも言える戦闘スタイルで、誰よりも前に出ていつも傷と返り血に塗れて帰ってくる
能力の制御はこの1年間できっちり身に着けている為、本人の意思に反して他者を傷つけてしまうことは今やない
だが自らの触れたものが勝手に切り刻まれてしまう錯覚に彼女は今も怯えており、ボディタッチが苦手

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