容姿・経歴・その他メモ

春日　くるみ

元FHエージェントにして”ディアボロス”春日恭二の姪。

会う人に気だるげな印象を与える美女。

オーヴァードに覚醒したのはごく最近。
そのため、オーヴァード優位の春日家の中では虐待まがいの仕打ちを受けていた。
恐らくは、妹──春日あおいが生まれながらのオーヴァードであり、幼い頃から頭角を現していたこともその一員だったのだろう。

そんなあおいは6年前、任務からついぞ戻らなかった。
その任務も、”あの方”直々のプランであった故か両親はそれを涙ながらに喜んでいた。
自慢の娘の死を、嫁に送り出したこのような笑顔で。

あおいとは両親の目もあってあまり関わることもなかったため、あおいがくるみをどう見ていたのかはわからない。
それだけに、任務に向かう前日にした「今度二人で水族館に行こう」と言う約束が長くくるみを悩ませることとなる。


FHがUGNを崩壊させ、世界を掌握しても非能力者であるくるみにとっては立場が特に変わることはなかったが、成長していれば青いと同じ歳の頃であっただろう九十九楪と出会い、彼女を被験体とした実験が非人道的なものであることを知り無謀と知りつつも逃がすために奔走する。

が、計画は露見しFH内部で処分されかかる。
そのリンチの中で、自分の計画の露見が”あの方”のプランの一部であったことを嘲笑交じりに聞かされ、春日の家のこと、妹のこと、今自分がここで死ぬこともプランのうちだったと言うことにブチ切れ覚醒。
研究室から双刃刀”朽葉”を強奪し、そのまま楪を連れ出してFHを出奔することとなる。

つい最近まで一般人（FHの家系だから知識はあるけど）だったため、目線はそっちより。
実家については、色々冷遇はされてはいたもののそれもオーヴァードへの覚醒の一助になればと言う屈折した愛情があることも理解はしていたため出奔した今敵対心よりも後ろめたさや恐れが表にでがち。
だが、”あの方”──プランナーへの敵愾心は明確なので春日一族としては異端であるといえる。

叔父である春日恭二については鍛錬での冷徹さや無欠ぶりをその目で見ており、何度となく叩きのめされていることから今でも怖い。

幼少期より剣道を（オーヴァード連中の中エフェクトありなので純粋なものではない）習わされてきたため二刀流はそれなりに様になっている。





朽葉
くるみの振るう双刃刀。
隕鉄を用いて鍛造されたと言う記録が残っているが、それでは説明がつかないほどに重く常人はもちろんオーヴァードでさえも武器として震えるものは少ない。

柄尻の接合部のギミックを解除すると脇差と打刀の二刀持ちに変化し、くるみは自身の血を使って接合部をより強固に固めている。
二刀持ちの際は血を融解させることで刀身に血を這わせ、より破壊力を向上させている。

楪を助け出す際に研究所から強奪したものだが、その由来は分かっておらず謎が多い。

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