そんな大人たちの中にも袴田を特別視せず、気さくに接し、時にはきちんと叱責してやれる者が存在した。
漢那春と嵐大和という2人のエージェントである。
2人も例に漏れず少々過保護な面はあったものの普段は他のチルドレンやエージェントと同じように接しており、袴田自身も彼らを「シュンくん」「ヤマトちゃん」と呼んで実の兄/姉であるかのように心の底から慕っていた。

しかし、17歳の誕生日を間近に控えたある日、正しく「魔が刺した」としか言いようがないが、任務に出るという漢那と嵐の後をこっそりつけていた袴田は凶悪なオーヴァード「A.R.E.A.」に遭遇する。
血とピンク色の海に倒れ伏す漢那と嵐、それを足蹴にするA.R.E.A.を目撃し逆上した袴田は戦闘を仕掛けるが圧倒的経験と力量の差に敗北した。

その後すぐに気を失い、気がついた時にはUGNが管轄する病院のベッドの上。
付き添いとしてそばにいた支部長の半田から2人が帰らぬ人となったという話を聞き、袴田は「自分のせいで2人を殺してしまった」と思い悩むようになった。

挨拶

「あー、はじめまして。ハカマダハルキっていいます。ウチの支部じゃ”天才”だなんて持て囃されてますが、まあ、腕には自信があります！よろしく」
「はじめまして！ハカマダハルキっていいます。”天才”なんて呼ばれるくらい腕には自信があります！それに今は最強の相棒もいるんでめっちゃ強いんすよ！！戦闘なら俺たちに任せてください！！」（『Dirty Pair』第1話「Code Magenta 【紅紫法典】」後追加）



好きなもの

「好きなモノ…うーん、メシ食うことは好きっすね。あと、モノっていうより人になっちゃうけど弟や妹たちは好きです。俺の癒しっすね」
「一番になること！！」

「ちょっと恥ずかしーし、質問の内容と違くなっちゃうカモだけど……うん、てだすけさん……かな……」（『Dirty Pair』第1話「Code Magenta 【紅紫法典】」後追加）


嫌いなもの

「キライっつーか、苦手なのはソンタク？ってゆーか…あー…なんか特別扱いされるのめちゃくちゃ苦手なんすよね。褒められるのは好きだしドンドンやってほしいけど…なんつーか…こう、天才だからーとかで他のヤツと違う扱いしてほしくない」　
「ピンク（マゼンタ）。見てると殺意湧いてくる」



戦闘開始

「やっと…やっとだッ。…ふー……っシャァ！いっくぜぇ！」
「戦闘開始、バトルモード 展開！！」



勝利

「これが、”勝利”！！」
「ま、トーゼンだな！」（『Dirty Pair』第1話「Code Magenta 【紅紫法典】」後追加）



敗北

「くっそ…やっぱ経験ないってキッツイなー…」
「まけ…た…？この俺が…？」（『Dirty Pair』第1話「Code Magenta 【紅紫法典】」後追加）


願い
「えー願いー？んー、なんだろ。願いってか要望はあんだけどなー。ん゛ーーー。」

「みんなに本当の意味で認めてもらうこと」



UGNについて

「こうやって自由に動かせる『手』をくれて、母さんたちの負担減らしてくれて、ここまで何不自由なく暮らせるように育てて、訓練してくれたことはすごく感謝してる。出会った人達みんな優しかったし、第二の実家だと思ってる。でもさ、……」

漢那と嵐について
「俺にとって兄ちゃんと姉ちゃんみたいな人たちで俺の憧れ。いつか、あの二人みたいなエージェントになるんだってずっと背中を見てきた」（『Dirty Pair』第1話「Code Magenta 【紅紫法典】」後追加）
「2人の死が、あの時の自分の愚かさが受け入れられなくてずっと復讐という道に逃げ続けてた。でも、あの夢の世界でシュンくんが、2人が助けてくれたから、今はもう、大丈夫だよ。だから心配すんなって！なんたって俺は”天才”なんだぜ！！それに、今は最高の相棒(バディ)だっているんだ！文字通り”最強”になった。だからもう、心配してくれなくていいんだ」（『Dirty Pair』第3話「Perfect Gray【曖昧十全】」後追加）

漢那について
「俺のコードネームを一緒に考えてくれて、他にも色々一緒に悩んでくれたり、教えてくれたひと」（『Dirty Pair』第1話「Code Magenta 【紅紫法典】」後追加）

「大好きな兄ちゃんであり、何度も俺を救ってくれた人。例えあの時のシュンくんがただの俺の願望だったとしても救ってくれたことに変わりはない」（『Dirty Pair』第3話「Perfect Gray【曖昧十全】」後追加）

嵐について
「支部でやってた模擬戦の時、唯一全力でやり合ってくれて、俺が落ち込んでる時とかにはこっそりお菓子とか持ってきて話聞いてくれた優しくて強いひと」（『Dirty Pair』第1話「Code Magenta 【紅紫法典】」後追加）

「大好きな姉ちゃんであり、最期の時まで俺を心配して寄り添い続けてくれた人。——刀の手入れってけっこームズいね。教えてもらえばよかったな」（『Dirty Pair』第1話「Code Magenta 【紅紫法典】」後追加）

日々出晴英について
「生意気でウソツキだけどなーんか妹みたいで憎めないんだよな」（『Dirty Pair』第1話「Code Magenta 【紅紫法典】」後追加）
「はじめてできた同年代の、オーヴァードの友だち。……もう勝手に居なくならないで。まあ…気持ちわかってくれたって言ってたし状況的に仕方なかったって今はちゃんと理解してるから許すけどさ……」（『Dirty Pair』第3話「Perfect Gray【曖昧十全】」後追加）

大駒天佑について
「素材はいいんだからもっと見た目に気ぃ使えばいーのにな。まー時間ある時は俺が整えてやれるからいーんだけどさ」
「支援貰えるってすげー心強いし実際めちゃくちゃ強くなれて気持ちイイんだけどなんか俺が俺じゃ無くなるみたいで怖いんだよなぁ…アレ…」
「あんな風に言ってもらえて、信じてもらえて、本当に嬉しかった。正直救われた。だから、今度は俺が支えてやるんだ」（『Dirty Pair』第1話「Code Magenta 【紅紫法典】」後追加）
「天佑さんのおかげで2人の死に、俺自身の罪に向き合って乗り越えられた。本当に、感謝してるなんて言葉じゃ足りないくらいだ」（『Dirty Pair』第3話「Perfect Gray【曖昧十全】」後追加）

キルシュヴァッサーについて
「『ピンクメガネ』とか呼んでごめんなさい……やっぱりヘンケンは良くないよな。でもあの時なかなか夢だって気が付かなかったのはちょっとどうかと思うし、年下煽るのはやめた方がいいと思う……折角強くてカッコイイのが台無しだよ」（『Dirty Pair』第3話「Perfect Gray【曖昧十全】」後追加）
「正直、性格やばいとおもう」（『Dirty Pair』第3話「Perfect Gray【曖昧十全】」後追加）
「天佑さんかっこよくするの手伝って！」（『レネゲイド乾杯！』後追加）

鹿金ガララについて
「”子ども”に対する認識と考え方は正直改めた方がいいと思うよ。まあ”オトナ”なんてみんなそんなモンなのかもしれねーけどさ」（『Dirty Pair』第3話「Perfect Gray【曖昧十全】」後追加）
「なんかよくわっかんねーけど凄くて強くてめちゃくちゃカッコイイロボットに乗ってるヒト。あと、すっげーお金持ち。俺、腹一杯になるまで食って1ミリも罪悪感抱かなかったのハジメテだよ」（『レネゲイド乾杯！』後追加）
「あんなキラキラしたり、大笑いしたりする天佑さんはじめてみた……。嬉しそうにしてるのはこっちも見てて嬉しくなるんだけどさ…なんか…うーん……」（『レネゲイド乾杯！』後追加）