容姿・経歴・その他メモ

概要

　UGN來紋市支部の支部長を務めていた女性。今より三年前の任務で侵蝕率が限界に達し、ジャーム化する前に自死を選ぶ。
　約5年間支部長の座に就いており、冷静かつ迅速な状況判断と適格な指揮能力を有す優秀な支部長だった。また、UGNが行なってきた無数のミッション記録や來紋市に関する事柄をまとめた膨大なデータベースを所持しており星那の死後も來紋市支部の財産として活用されている。
　直接的な戦闘能力は無いが前線に立ちその頭脳と指揮能力で味方の支援を行っていた。

　支部のカヴァーは喫茶店。前支部長が趣味で始めたもの。星那は料理ができないため接客を主に担当していた。

　残したデータは任務の直前に撮影した動画。
　弟の秋月紫苑(あきづきしおん)の誕生日を祝う言葉だった。
　このメッセージが紫苑の悔恨や無念、寂寥を誘うものだと理解しつつも、どうしても残しておきたかったと語る。

　実は喫煙者。
　煙草を吸うのは1人か弟の前でだけ。

性格

　柔和な笑顔が魅力的な穏やかで心優しい女性。それだけでなく何事にも動じない肝が据わった人物。
―――――を《完全演技》で演じている。
　本当はとても臆病で誰かが傷付くことを恐れている。直接的な戦闘能力が無いにも関わらず前線に出るのは、せめて目の前の人だけは救いたいという星那の想いの表れである。

　紫苑と同棲しており、家では結構ズボラでわがまま。家事は主に紫苑に任せっきりでたまに掃除をする程度。

ライフパス

経験：秘密

　実の弟である秋月紫苑をひとりの男性として愛している。
　自分の気持ちに気付いたのは支部長になってしばらくした頃。常に傍らで自分を支え、一番に想ってくれる相手に好意を抱くのは不自然ではなかった。
　しかしこの想いだけは決して伝えてはならない。

　星那は最期まで自分の気持ちを明かすことはなかった。

メッセージ

「えー……コホン」

「紫苑、お誕生日おめでとう！！」

「録画ってなんだか緊張するね……あはは。
　本当は直接おめでとうってお祝いしたかったんだけど……あなたがこれを見てるってことはそれはできないってことなんだよね」

「―――ごめんね。
　こんなもの残したらあなたはきっと、ずっと私のこと後悔し続ける。紫苑、お姉ちゃんのこと大好きだもんね」
　違う。本当は、誰よりも私自身が“そう”であって欲しいと願ってしまっているのだ。忘れないで欲しいと。
「でも、どうしても言っておきたかったんだ。勝手な姉でごめんね。
　これが最期のわがままだから―――」
　だから、
「―――愛しているわ、紫苑」
　私の真実を、私の愛(呪い)を、僅かでも零してしまう愚かな姉(女)をどうか許してほしい。

セッション履歴