少女が生きていたのは2年前までであり、死因は自殺である。
学校でいじめを受け家にも居場所がなく、唯一の心の拠り所としてこの物語をノートに書き留めていた。

物語の大まかな内容は『居場所のない少年少女が夜中に秘密基地に集い、世界の"影"に立ち向かう』といった話であった。
話の内容、そして少女の境遇から、少女はこの物語に自己投影と憧れを抱いていたとみられる。

少女が自殺に至った理由は両親からの登校の強制であり、その死の間際に物語の実現を強く望んだためラズリーがレネゲイドビーイングとして誕生した。

よって、ラズリーの誕生日は少女の命日である。

『ハッピーエンド』に連れていけなかった少女に対し未だ強い想いを抱いており、自分の関わった『物語』はハッピーエンドであるべきだという思考から『ハッピーエンドを邪魔するもの』を排除しようとする傾向にある。

誕生の瞬間に少女の死を目にしたラズリーは、その絶望から暴走し彼女の両親といじめを行なっていたグループを皆殺しにしようとする。

が、すんでのところでUGNが阻止。そのままUGNに保護され、現在は街はずれの小さな書店に居つきつつ、ハッピーエンドへの探究心と『主人公』たちをハッピーエンドに導くため任務に顔を出したりしている。