キャラクター設定

概要

　大人しく控えめな少女。元は病弱だった。
　とある財閥の一人娘として生まれ、その後継ぎとなるために勉強させられながら、蝶よ花よと育てられていた。
　しかし、ある時重大な病にかかってしまう。どれだけ治療を施しても治らない不治の病だ。
　両親は手を尽くしたが、その成果も乏しく。

　そんなおり、腹違いの兄が見つけられた。孤児として暮らしていたが、質に入った金物からたどり見つかったらしい。
　兄はとても優秀であり、すぐに病弱な一人娘の代わりとして、後継ぎに台頭した。
　その時期にはすでに彼女はほとんど動けず、病弱だったのもあってほぼ軟禁状態。
　両親もあんなに溺愛していたのに、代わりが見つかったためか構うことがなくなった。
　更には、怪しい研究者に対して、資金提供を行い、その実験体として彼女を差し出した。

　なんの実験をしているのか、彼女にはわからなかった。しかし、辛いときと幸せなときがあった。
　辛いとき。何かを注入されたり、餓死寸前まで監禁されたり、痛めつけられたり。
　幸せなとき。何も知らない孤児の子たちと、楽しく遊んで話したり。
　そんな状態が長く続き、いつしか病で寝込むことが無くなった。けれど、そんなことに気づく余裕すらなかった。
　ただ一つ、この経験を得たことで他の子たちを慈しみ、なぜだか彼らの痛みを肩代わりできるようになったのだけが、彼女にとって嬉しいことだった。

　そんな生活が長く続き。突如として、研究者たちが捕まった。
　彼らはUGNの傘下の一つであったが、非合法な実験を行っていたのが今回明るみに出たため、処罰されることになった。
　子供たちも保護された。普通の孤児院運営もしていたため、UGN傘下の一般孤児院に入った。
　だが、実験体になっていた子供たちは別だ。彼らは特殊な環境下でのレネゲイドウイルスの適合率を高める研究をしていた。そのため、彼女の実験も極端な状況が多かった。
　そもそも彼女は、病のせいで元々が生死の境にいるような状況だった。そのため、レネゲイドウイルスに適合し、いつの間にかオーヴァードとして覚醒していたらしい。
　彼女はUGNチルドレンとして保護された。家には帰りたくないという彼女の要望を汲んでのことだ。

　現在、彼女はチルドレンとしてレネゲイドコントロールを学びながらも、幼少期に学んでいたことを活かし、色々な場所に派遣されながらも、満遍ない支援能力で手助けを行っている。

性格

　自己主張が控えめ。大人しく、誰かを助けることに嬉しさを感じる。
　優しい奇跡の所持者に相応しく、人が傷つくところをあまり見たくない。自分が代わりになれればと思うタイプ。

　幼少期の経験から勉強が好きではないが、勉強以外してこなかったため今でも続けている。けれど、現在の勉強は学べば学ぶほど人の役に立ったり誰かに褒めてもらえる環境にいるため、若干好きになりつつある。
　病院や白い場所も、自身が病気だったことや研究施設を思い起こさせるので、あまり好きではない。

　ほとんど家から出ることがなかったため、外に出て景色を見ることが好き。フォトブックなどの写真集で見たい場所を選び、任務で遠くの場所に行った際に暇が出来たら見に行っている。意外とアウトドアタイプだが体力自体はそこまでない。
　勉強によって語学力が堪能であるため、人とのコミュニケーションは満遍なくとれる。しかし友達なんかはできたことがなかったため、作り方がわかっていない。欲しいなとは思っているが、結局何も言えないことの方が多い。

名前の由来は徒然草の「あだし野の露消ゆる時なく」と「人の亡きあとばかり」の偲ぶから。
CNは儚いことである泡沫と、「はかない恋」が花言葉の朝顔。朝顔の英名のモーニンググローリーと品種の暁の海から

一人称：わたし
二人称：きみ、あなた
好きなもの：人の笑顔、色々な景色
嫌いなもの：病院、白い場所、勉強
趣味：勉強、フォトブックを見る
イメージカラー：#d0ddd4
イメージソング：吸って、吐く / 未来古代楽団 feat. 安次嶺希和子

ライフパス

出自

経験

邂逅

履歴

パピルスの船　作：澤宮

【トレーラー】
"存在が災いを呼び起こす"
この現代まで、秘匿され続けた"遺産"が存在していた。
どのようにして生まれたのか。
どのようにしてそうなったのか。
どのようにしてそこに在ったのか。
何一つ確実なことはわからない、文献にすら残っていない"遺産"。
世界中に散りばめられた14の欠片が集まった時、果たして何が起るのだろうか。
「パピルスの舟」
太陽と月、二つの瞳が重なるその時──君たちはその事象の目撃者となる。



▽PC1:UGNチルドレン/任意

ロイス：“Lanx Borealis”メトシェラ
推奨感情：P/N 連帯感/不信感
君は神奈川近郊MM地区支部に所属するチルドレンだ。とある事情から、世界中を飛び回っており支部に長居できたためしがない。
ある日、君は支部長であるメトシェラから呼び出しを受け、急いで支部に舞い戻った。
何事かと首を傾げる君に、常と変わらぬ平淡な調子で、彼女は支部長代理の任を言い渡した。


▽PC2:UGNエージェント/任意

ロイス：謎のオーヴァード
推奨感情：P/N 同情/不安
君は神奈川近郊MM地区支部に所属するエージェントだ。とある一件（※1）から、一人の少女（※2）と懇意にしている。
束の間の休息、君が少女との日常を謳歌していた時に事件は起った。襲撃を受けたのだ。
少女を守ろうと前に出た君と対峙したのは、ジャームになりかけているオーヴァードの男だった。
※1：エレウシスの秘儀で起きた事件のこと
※2：エレウシスの秘儀に登場するレネゲイドビーイングの少女のこと。今作では登場するシーンはあまりない。


▽PC3:レネゲイド災害緊急対応班/任意

ロイス：遺産“パピルスの舟”
推奨感情：P/N 執着/脅威
君はUGNレネゲイド災害緊急対応班『マルコ』の隊長だ。神奈川近郊MM地区支部とはとある一件（※）で協力をした仲である。
日々の任務に追われる君の元に、一通の協力要請が舞い込んだ。依頼の主はMM地区支部支部長メトシェラ。
その内容は、遺産“パピルスの舟”によって起こりうる大災害を防ぐため、助力を求めるというものだった。
※エレウシスの秘儀で起きた事件のこと


▽PC4:任意/任意

ロイス：“還す者”セト
推奨感情：P/N 同情/脅威
君は旅人だ。神奈川近郊MM地区支部とはとある一件（※）で協力をした仲である。
旅の途中、君はジャーム“還す者”セトに襲撃を受けた。どうにか生きながらえることはできたものの、その危険性は充分に理解できた。
後日、そんな君にUGNが言い渡したのは、セトの討伐任務だった。君は依頼を受け、日本へと向かうのであった。
※エレウシスの秘儀で起きた事件のこと


【補足】
●遺産“パピルスの舟”
　遺産であるとのことだが、詳細不明。誰もその姿を知らず、どの文献にも記載がない。

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