容姿・経歴・その他メモ

〇現在

正義感が強く、見ず知らずの相手でも迷わず助ける性格の青年
「俺はUGNのエージェントだから」が口癖で、遠慮する相手も構わず助ける
また、特に幼い子供が泣いているのは放置できず、任務や約束を後回しにしてしまうことがある
これは、妹が居たからなんとなくそれを思い出して放っておけないと自分でも認める短所である
ゾディアックウェポンとスーツの入ったケースに大きくUGNと書いているほどUGNであることに誇りを持っている
そして、助ける手はヒーローにも差し伸べることがあり、その時も「UGNのエージェントだから」と触れ回っている

UGNエージェントのヒーローとして活動しており、顔が隠れるスーツを愛用しているが名前は隠していない
また、優秀な成績からゾディアックウェポンを授かっている
ただし、戦闘後などのエフェクト使用後に咳き込んだり胸を押さえる様子を見せる
本人曰く、衝動を抑えている反動と語っているが、まさにその時｜輪廻の獣《アルマ・レグナム》は虎視眈々と機会をうかがっている
鏡に映った向こう側で「遊糸、衝動を解き放つんだ」と囁くその声は、まるで優しい父親のように語りかけてくる
確かに衝動を解き放てば楽になるかもしれない
だが、それで誰かが悲しむことになるくらいなら、自分が苦しんだ方がはるかにマシだと考えているのだ

特殊な個体“｜輪廻の獣《アルマ・レグナム》”の一体としてUGNの秘匿データベースに記載されている
実際のところ、彼のスーツはヒーローとしての姿ではなく、暴走対策の拘束具である
また、死亡すればその場の誰かが｜輪廻の獣《アルマ・レグナム》となり、ジャーム化する危険性がある
そのため、凍結処分等の安置なども考案されていた
しかし、世界の危機にリスクがあってでも戦力として戦うことが許されることになる
もっともこのことは本人に知らされていないため、死んだらまずいという程度の認識しか彼はもっていないのだが

〇過去

一般家庭に生まれ、妹を含む家族と共に第一次レネゲイドウォーの戦火に巻き込まれる
この時、燃える街に降り立ったのが“｜輪廻の獣《アルマ・レグナム》”である
逃げ惑う人々、襲い来るヴィラン、その両方を破壊しようとする｜輪廻の獣《アルマ・レグナム》
誰のせいかも判断ができないまま、妹は致命傷を受けてしまう
亡くなるその時までその手を放すことができず、その時を待つしかなかった
「最後まで手を握ってくれてありがとう」という言葉を最後に、妹は二度と目を覚ますことはなかった
その時、何かが崩れたようにヴィランと｜輪廻の獣《アルマ・レグナム》に向かって彼は向かっていった

次に目を覚ましたのはUGNの管理する施設だった
だが、その体は拘束具で固められ、白い大きな部屋にある窓から何人かの大人がのぞき込む形だった
しゃべれるようになったら文句の一つでも言ってやると思ったところ、その拘束がすぐに解除された
あっけなくポカンとしていると、直ぐに温かい毛布を持った医師が走ってきて、ひとまず体調を整えることが優先された
その後はレネゲイドの講義を受け、世界の真実ジャームを知る
｜輪廻の獣《アルマ・レグナム》と呼ばれる存在は大体そうなるのだが、自分はそうはならなかったと
二つの選択肢を与えられた
戦うか、安全な場所でただ生き延びることで被害を減らすか
答えは、当然決まっていた

訓練の日々と、過酷な戦場を生き延び、その手にゾディアックウェポンを握ることが許された
あの日の燃える街が脳裏に焼き付き、突然思い出すことがある
そこで生き残ったことに疑問を抱くこともある
そのたびに、妹の最後の言葉を思い出し、決意する
自分のこの手で誰かの手を握り、不安を取り除くために今生きているのだと

〇戦闘スタイル

ゾディアックウェポンを使用した白兵戦を得意とする
青い影を使用したエフェクトを使用しており、多くの技を喰らってきたウロボロスシンドロームを操る
そのため、器用な戦い方をすると評されることがある
ある程度の戦闘であれば、一人で任せられる安心感があるそうだ
しかし、どうしようもない攻撃に対してレネゲイドを解放することで打ち消すことがある
まるで事象を書き換えるほどのウロボロスの捕喰が行われ、本人が「運命を変えた」と言うほどの現象を起こす
この高いレネゲイドの操作能力は｜輪廻の獣《アルマ・レグナム》だからだろう

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