容姿・経歴・その他メモ

「……榎本貴音(エノモト タカネ)。よろしく」

『閃光の舞姫ことエネでーす! よろしくおねがいします‼︎』

「話しかけんな、手元が狂う。……ぃよっし対あり、早速もう一せ——(寝た)」

『では皆さーん! しーっかり勝てるようにレクチャーしますねー‼︎』

「ゲームと現実の区別もつかないようなバカにだけは、なりたくないね」

　毛先を切り揃えた黒髪ツインテールに凶悪な目つきの少女型レネビ。携帯ゲーム機を媒体に電脳化することが出来、この時はゲーム内アバターである癖毛のツインテールにヘッドフォン、青ジャージに青迷彩柄のライフルという容姿に変貌する。
　ナルコレプシー患者であり、これから来る眠気に由来する目つきと機嫌の悪さには本人も相当苦にしている一方、電脳化中は一切影響を受けなくなり躁状態となる。そのため、普段はナルコレプシーから逃げる為に電脳化した状態で電脳世界に逃避している。

　普段はナルコレプシーによる眠さでイライラしており、冷めた性格で面倒くさがり屋ながらツッコミ担当の常識人。しかし電脳化によって眠気から解放されると、人が変わったかのように賑やかな敬語で毒舌を振り撒き全力で悪戯をしまくるボケ担当へと早変わりする。
　眠気がある状態がデフォだった貴音にとってそれが取り除かれることはアルコールや麻薬の摂取と同義であり、それらによる半錯乱状態の産物として賑やかかつ悪戯好きな性格……“絡み上戸”のような状態になるのではないか、というのが、貴音とRラボ共通の見解である。

　元々はただのゲーマー高校生であり、FH関連の事件に巻き込まれて一度死亡した後にレネビとして覚醒させられる。この時に電脳体としてシンタローの元に転移してしまい、当初は彼と共に事件の時に生き別れた親友の遥を探していたが、現在はUGNに所属、エージェントとして活動している。
　じつは素から、FPSに於いて世界ランキングの2位前後で安定するほどの凄腕プレイヤーであり、現在も能力を使わずに遊んでいる。ちなみにプレイヤーネームが｢閃光の舞姫 エネ｣であるため、電脳化していない時はコードネームを極力使いたがらない。

　能力は前述のように電脳化によって自身のゲーム内アバターに変身する｢アウェイク｣。FPSのような動きで正確無比な射撃戦を行い、さらに的確な戦術眼で集団を引率することに長けている。やっていることはよく言えば堅実、悪く言えば地味だが、本人はFPS気分で戦えるため自分に合っていると感じている。
　じつは本人が感じている以上のポテンシャルを秘めており、その気になれば「強く、素早く、硬く、なによりも機械のように賢く正確な戦術兵器」と化すほど。しかしジャーム化を恐れている現在ではそのポテンシャルを活かしきれないことを、特にFHに嘆かれ、しょっちゅう勧誘を受けては撃退している。

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