容姿・経歴・その他メモ

「どんな深い闇の中でも、俺は笑おう!ささやかでも、確かに光はあるのだと示すために!｣
「キミの生きる意味を決めるのは、キミ自身だ」
「俺はヒーローなんかじゃないよ。キミの笑顔が見たいだけの、ただの男さ｣

イメージソング：笑っておくれ/サンボマスター

　中学校教師にしてUGNエージェントの男。教壇でも戦場でも常に笑顔を絶やさない男であり、明朗快活、誰に対しても分け隔てなく接し、どんな状況でも他者の幸福を願う。今日を生きる人々の明日が、少しでも明るく、笑えるものであってほしい――それが彼の変わらぬ祈りであり、生き方そのもの。
　精神は鋼のように強く、どれほどの絶望や苦境に晒されても、「その先に光がある」と信じて歩みを止めない。困っている人間を見れば必ず助けに入り、見知らぬ他者のためであっても当たり前のように命を懸けるようなドのつくお人好しだが、真に苦難の中にいる人を救うのは力ではなく、その人自身の絶望が晴れ、心が変わる瞬間だと考えている。そのため、自分が誰かを救っている、あるいは救ったと思ったことはあまりなく、むしろ、孤独な戦いを重ねてきた自分こそが人々の笑顔に救われてきたと考えている。
　貧しい家庭に生まれ、高校卒業後は家族を養うため防衛隊へ入隊。やがて防衛隊主導のオーヴァード化実験が行われると、誰も志願しないその計画に「ならば自分が」と手を挙げ、実験体となった。覚醒後は人々を守るために各地を転戦し、FHやジャームとの闘いの日々を送っていたが、そんな戦いの最中でも最後まで対話を試み続けた。その姿勢がUGNと護人会の目に留まり、後にエージェントとして迎え入れられることとなった。
　戦闘スタイルは拳に重力を纏わせて振るう徒手空拳。しかし、能力を使用する際は自身をも巻き込むほどの強い重力が発生するため、戦闘後はいつもズタボロになっている。そのため体中にはこれまでの戦いの中でついた古傷がびっしりと刻まれており、他の人間を驚かせたり心配させてしまわないよう、なるべく人前では肌を見せないようにしている。また、特に傷の多い手には実際の手のように見えるグローブを装着する事で、見た目をごまかしている。
　妻は現役時代に出会った元FHエージェント。数えきれぬ戦いと対話の果てに、彼女が根負けして惚れ込んだことで、正利の伴侶となった。

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