濡羽色の髪を2つに結んだ深い青目の女子高校生。
右手に黒い手袋をつけているのが特徴。

外交的で活発。好奇心も旺盛な歩くパーティークラッカー。
イベントごとにも積極的で、学校の人数が少ないのをいいことに自ら企画したイベントを先生に直談判して決行したりなど、思ったことは即決行！な行動派。
せっかちが過ぎて時に失敗したり友人と衝突することもあるが、ちゃんと反省して次に活かそうと前向きな姿勢も見せる。
勉学はあまり得意ではなく、授業中は時折眠気に負けては机に頭突きしているのを繰り返し、教師には「せっかく教えた事を頭打って忘れられちゃ世話ないぞ」とお叱りをいただく始末。
一方で運動は大の得意を自負しており、中でも跳躍が得意。

人口僅かな七岐町に住むごく普通の女子高校生。
山に囲まれたこの過疎地で自然の恵みを受けながらのびのびと暮らしている。

幼い頃に両親が交通事故で他界し、七岐町に住む父方の祖父母に育てられ、現在も共に生活中。
二人のことは幼い頃から「じいじ」と「ばあば」と呼んでおり、友人からは子供っぽいと誂われるも癖なんだもん！と反論。

一年中長袖を着ているようで、夏場は熱さにバテている姿を見ることができる。
理由は、右腕全体に大きな火傷がのこっているから。黒い手袋をつけている理由も同じく、火傷を隠すため。
幼い頃にできた傷故に周囲に気にする人は殆どいないが、本人曰く「見ていて気持ちのいいものじゃないから」ということで隠しているらしい。

幼少期は両親と共に都会で暮らしていたが、死後直ぐに七岐町で祖父母に引き取られた為ほぼ田舎育ち。
亡くなった両親との思い出は少なく、祖父母が育ての親同然のため親なしであることを気にしているような素振りは見せないが、自身を生んで暮れた大切な二人を覚えていないことについて少し寂しく、申し訳なく感じている部分がある。
都会に憧れ訪れたくなる理由の一つには、過去に住んでいた場所を訪れることで両親のことを少しでも思い出せるのでは無いかという希望も含まれている。

火傷した右腕は小学6年生の頃に負ったもの。
例年と変わらない祭りの最中に、用意された巨大な営火へと右腕を入れてしまった事が原因。
当人も「今思えばどうしてあんな危険なことをしたのか」と理由も明確にはなっていない。
彼女が覚えているのは、それまで自身の視ていたどんな炎よりも蒼く、美しい炎だったということだけ。
…用意された営火は、誰の目からみても"真っ赤”だったというのにだ。