容姿・経歴・その他メモ

概要

特技

暴力

趣味

とくに思いつかない

好きな物

人々の営み、誰かの日常

苦手な物

繊細な器物、細かい作業

天敵

ナタリー・ガルシア

　一人称「僕」、二人称「君」
　くすんだ鏡面のような無貌をした義肢の巨漢。

　"ジャーム狩り"の悪名で知られる、本部所属のエージェント。本人のスタンスは明示されていないが改革派の管理下にある。
　ジャームと判断されたターゲットの死亡率は統計９割を超過し、異名に恥じない働きを見せる。その一方で、問題行動の数々から要注意人物として扱われている。

　関東R市での任務を最後に日本を離れ、現在は黒海支部に滞在している。

経歴

　オーヴァードに覚醒したのは17歳で、覚醒パターンは忘却。記憶の欠落も見られたが、自己の連続性の喪失が主な症状。
　エージェントとして京都支部に所属していたが、覚醒からわずか数か月で本部へ異動となる。当時のコードネームは"ラフメタル"で、命名者はコードウェル博士と記録されている。

　大型セル『シャンバラ』の解体を目的とした「パラダイス・ロスト作戦」に参加し、当時チルドレンとして登録されていた"炎神の士師"勇魚＝アルカンシエルとバディを組んでいた。
　作戦中に右腕を失うも、最後まで前線で戦い抜いている。

　明るく朗らかな人物と記録され、映像記録でも笑顔が多い。情報管理の杜撰さや緊張感の欠如に関しては、この当時から言及されている。

　のちにコードウェル死亡の現場に護衛の一人として居合わせていたこともあり、一部の上層部に目をつけられている。後ろ暗い仕事が増えたのも、博士の死後から。
　改革派子飼いのエージェントとして、裏切り者の始末を行った記録も残っている。

　二十代に差し掛かった時分、東欧に潜伏するシャンバラ残党を掃討すべくクロドヴァへ着任する。彼と付き合いの長いエージェントが補佐役に付き、また即戦力として一人のチルドレンが合流したと記録にある。
　"鋼心"灰院鐘の人生の歯車が狂ったきっかけがコードウェル博士の死ならば、人生の転落が始まったのはこの時だろう。
　任務中チルドレンが暴走し、エージェントに重傷を負わせて逃走するという問題が起きる。追跡に出た"鋼心"はチルドレンをジャームとして処理し、その報告を以て黙秘を貫いた。

　もう一人の重要参考人であるエージェントは失踪も同然にUGNを去ったため、この問題は"鋼心"が残党狩りの任を解かれることで終着とされた。
　以来エージェント"鋼心"はジャーム化した個体に強い執着を見せ、ときおり彼自身もそうなってしまったかのような執念で標的を追うようになる。命令違反や独断専行、強行的な作戦介入などの問題行動が相次いだことで少年期に築いた信頼はすべて崩れ去った。
　これが"ジャーム狩り"と呼ばれる所以で、彼のそうした行動の数々が、本部エージェントにも拘らず度々日本での謹慎を名目とした出向を命じられる要因になっている。

性格

　童話の巨人に寓される、白痴の博愛者。

　愚鈍、愚直、愚昧。穏やかな人柄で、勘所のずれた恥ずかしがり。口下手。自分に関するものごとに無頓着。
　ここ数年の自罰的な佇まいは息をひそめ、自棄ぎみな前向きさを見せるようになった。

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