薬王寺結希（上級p90、HRp32）のクローン。（これはDロイス由来）
そもそも神崎葵のバックアップである彼女がちゃんと機能するのか。その試験運用のために人の数倍の速さで成長するよう改良され、20歳程度の肉体で生まれた。（薬王寺結希＝神埼葵の複製体の話はRUp58～参照）
なので正確には現在15～6歳になるのだが、精神も肉体に引っ張られてるため外見とイコールの年齢と判断して問題ない。
成長段階で薬王寺結希とはかなり能力に違いのある個体であることが判明、投棄される。
自分がどういう存在なのか、なぜ捨てられたのか、よくわからないままそれでも本能的に生き延びようと逃走、別の支部で保護される。

その時点で判明していたのは「誰かのクローンである」というだけで、数年前のUGNクーデター（上級p76）の件でようやく薬王寺結希のクローンと判明する。

しかしすでに自我も立場も確立しているため、必要以上のショックも受けず、周囲も同様に受け入れた。
成長速度に関してはそういう体質、変えようもないもののため寿命も通常の人間の何分の一。普段は《帝王の時間》で相殺している。
《帝王の時間》を維持する余裕がない場面、つまるところ戦闘に出ることが増えれば増えるほど寿命を削ることになるが、それに関しては気にしてない。

夫は十ッ架支部に来る前からの相棒。
クローンであることや体質についても理解した上で、ずっと支えてくれていた。

普段表に出すことはないが、レネゲイドのことは寄生虫のようなものと認識しており、生理的嫌悪感を持っている。冬虫夏草みたいな感じ。
UGNの親しい人達のことは好きだし、上手くこの嫌悪感と付き合っていこうと努力していたが、夫を亡くしたことでその努力をやめた。
自分はどうせこういう生まれの存在だし幸い寿命も長くないのでいいが、部下達のことは大事に思っているので早く人体からレネゲイドを除去する技術の確立を願っている。
ジャームのことは等しく「頭までレネゲイドに侵されてしまった憐れな存在」と思っている。