元々ステイツオブグレイスが持っていた遺産を奪ってフリーランスの傭兵として活動していたものの、ジャーム化して行方を眩ませてしまう。

一方、彼の実力が最強のオーヴァードへのヒントになるかもしれないと興味を持ったヴィカラーラ派は記憶を転写する装置を使い、記憶が適合し、最も肉体的に弱い少女に彼の人格を投射。
拷問にかけることで彼が潜伏先に選ぶ場所を割り出そうとするも、コールドウェルがジャーム化した彼を討伐した旨と、その証として生前彼が使っていた剣を持ってきたことで拷問する必要がなくなってしまう。
コールドウェル博士により解放された彼(彼女？)はコールドウェルに恩義を感じ、以降再びフリーランスの傭兵として活動しつつも特にコールドウェルの依頼を優先するようになった。

小生意気で欲望に忠実な性格。
欲望を金、酒、女……さらに強者との戦いを求めており、満足のいく戦いの果てに死ぬことを人生の目標にしている。
そのため、圧倒的な力の差のある戦闘は(敵味方問わず)つまらないものとしているため一般人を巻き込む事を好まない。
"欲望"のままに生きるが故に自分のルールを優先して依頼を失敗する事も少なくないため、実力の割によく金欠に喘いでいる。
コードウェル博士は彼の能力よりも彼の「欲望」の方が気に入っているらしいがその真意は定かではない。

高い身体能力と重力操作による攻防一体の戦法と完成度の高い我流剣技が彼の売り……であったが身体能力の方は肉体のスペックがダウンしているために大幅に弱体化している。
記憶の奥底で眠る戦闘能力を絞り出す方法として無理矢理暴走状態に陥る事で身体能力の低下をカバーしているが、
総じて、レネゲイド出力の高さをベースに容姿からは想像出来ない剣技で非力さをカバーしている戦闘スタイルと言えるだろう。
かつての【｜刃の大鬼《エッジオーガ》】よりもスペックは落ちているが、【｜刃の小鬼《エッジインプ》】となった今でも信頼できる実力を持っている事は周知されている。