容姿・経歴・その他メモ

『オーヴァードを効率よく無力化するためにはどうすればいいのか？』この研究テーマにて活動を行っていたFHセルがあった。
様々な実験から彼らはウロボロスシンドロームに着目した。彼らはレネゲイドを喰らうその性質にレネゲイドを殺す対抗種の力を掛け合わせることで対オーヴァードの切り札にできると結論付け、それぞれの能力を有する両親から彼女は生まれた。
予測通りに２つの力を併せ持つオーヴァードが完成したが1つだけ誤算があった。
上手くいきすぎてしまった(・・・・・・・・・・・・)』のである。
彼女が成長を重ねるにつれてその能力は強大さを増していき、定期的に他者のレネゲイドを摂取しなければ自らが喰いつくされる障害を背負った。そしてとある日彼女はついに暴走した。強大なレネゲイド反応を感知したUGNは施設にエージェントを派遣したがそこに残されていたのは気を失った彼女のみであった。（奇妙なことに彼女以外にレネゲイドを宿している存在はいなかった）
その後、調査が行われ彼女の能力に目を付けたアッシュ・レドリックによって彼の子飼いとなった。（生きるために定期的なレネゲイド投与が必要だったということもある）

アッシュの部下時代では多くの秘匿された事件の裏には彼女の介入があったとされている。
しかしUGN内の権力抗争によりテレーズ・ブルムに軍配が上がったとき彼女によって保護され現在の支部に派遣されることとなった。（日常を多く経験することで能力の暴走を抑えようとしている。）

その効果もあり彼女自身も落ち着いてきているが秘密裏に監視がついている。

支部のメンバーのことは温かみがあり家族のように思っている。特に同じチルドレンの日比谷 閃と麻倉 仄に対してはそれが顕著である。しかし最近は家族以上の感情をほのかに閃に抱いているようでそれを仄にからかわれている。

だが、大切なものが増えていくと同時にそれに対する恐怖も増えていった。いつか自分が暴走して大切な存在を喰らいつくしてしまわないか？
日に日に大きくなる不安を抱えながらそれでも彼女は薄氷の上の日常を過ごしている。

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