生前

N市公立高校に通う、両親が亡くなっているということ以外は、16歳のごく普通の女の子。
研究者として、世の為人の為に行動していた父と母を尊敬していた。
その為、正義を行う事、善行を成す事を第一とする理想主義者的側面があった。

没後

死者の肉体に作用したレネゲイドウイルスが血液と心臓を媒体とし、体内に創造された賢者の石の力で仮初の命を与えられた存在。
元となっている巴里 瑠衣の記憶の中で、特に強く刻まれたモノが人格の核になっているため、生前とは全く違う性格になっている。
好きなモノは正義と一発芸。

元の人格、記憶の大半が欠落しているため常識はない。しかし、習慣をなぞる事は可能なので丸っきり社会生活を送れないわけではない。
主の信条が正義、善を行使する事なので積極的に人助けを行う。
しかし自らの力が破壊を齎す事を理解していることから、生前の両親との約束を守るため、人助けに力を開放することはしない。

身体の周囲を浮遊している鈍色の半球が重なった魔眼からチェレンコフ放射を行う。
普段は半球の間に重力塊の棒を挟むことで、能力の発動を封じている。

「貴方、正義ですね！」
「貴様ァ！民を愚弄する気かァ！」
「光りません！助けるまでは！」

ロスアラモス研究所で行われた臨界事故、物理学者のハリー・ダリアン氏が浴びた放射線の量、21シーベルトから
クルアーン21章21節「それともかれらは、（死者を）甦らすことの出来る神々を地上からえたのか。」より抜粋
ネフシュタン という読みは旧約聖書『民数記』21章より、青銅の蛇の英語名から