何だかんだ馴染んでいて最初は「俺、もしかして今サイコーにイケてるんじゃね！？」というスタンスだったが話が進むごとに自身が持った力の大きさと、実力行使というものが恐ろしいものかつ、都合のいいものだと思っている。それはそれとして、目線はいつも弱者に対しての目線であり強者に対しては恐れよりも嫌悪感が強い。そして、周りに「変わって欲しくない。」と思っているが、自分をこの世界に引き込んだ連中に「馴染んだ」とか、「変わった」とか思われるとイラっとする。
これは「そのようにせざるを得なくなったのはアンタらなんだから今更なんでそんなに上から目線で言われなきゃいけねぇの？」という思考があるからだ。まさしく、オーヴァードとして経験を積みそして自身がそれなりに強いことを自覚し始めた故なのかもしれない。

尚、いろいろと思うところがないわけではなかったもののそれでも礼音の矜持は変わらない。自分がカッコイイと思ったからやる。誰かを護るのも、自分の信念を曲げないのも含め。それが自分が『五十嵐・J・礼音』であることの証明になるから。