設定

･経歴
　本名『野々橋　姫乃』、心優しき少女であった彼女は小さな手助けをしながら日々の生活を送っていた。
　隣人には優しく接する、誰かに親切にするという当たり前の倫理、彼女はその思いが他の人よりも少し強い少女であった。それがため、偶然オーヴァードに目覚めてしまった。

　その純粋な願いを持っていたが故に、彼女は『聖女』という役割を担うにふさわしいとして”哀苦の詩人”に目を付けられてしまった。少女の心を試すために両親、友人、そんな人たちを目の前で殺し続けた。彼女は悲しみに暮れ、抵抗を諦めてしまった。しかしそれでも『見知らぬ誰かを想う心』を捨てなかった。捨てられた方が幸せになれたのかもしれない。しかし、彼女はその心を持ち続けたが故に『聖女』を演じるものとして選ばれた。

　以降はFHエージェントの一人としてセル『伝奇結社』に使われながらも、レネゲイドの力を訓練し続けていた。
　そんな姿を見ていた人が一人、それが『妖精』イリヤこと、『伝奇結社』に作られた天使型レネビ”虚飾の天使”サンガムリヤである。彼女はこっそりと励まし続けた。いつかあなたを救う『勇者』に出会えると。それまで耐え忍べと。

　そして今、『勇者』と出会った。

･オーヴァードとしての能力
　彼女の願いから発現したため、『他者を癒す力』を強く持っていた。それに加え、FHの訓練による『他者を強化する力』を加えたものが彼女の能力である。光の形でそれらの効力は降り注ぎ、対象に時には癒しを、時には力を与える。

･彼女という個人
　彼女の根本はどこまで行っても『他者を想うことができる優しい普通の女の子』である。
　現代の少女らしくアニメや漫画を好み、勉学に励む。虫が苦手で、血や暴力が苦手で、ついでに水泳が苦手である。
　両親が生きていた時は良く手伝いをしていたから家事は一通りできる。料理の腕前は一般的程度。
　父や母が音楽に関わる仕事をしていたからか、歌が得意であり、『聖女』としてのパフォーマンスにも役に立っている。

基本情報

履歴

希求福音（フォルトゥナ）

幸せを（福音）強く願う者（希求）という意味と、幸せの女神（フォルトゥナ）の合わせ技

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