基本情報

N市の高校に通う極普通の高校生。
人並みに笑って人並みに泣いて人並みに怒る。「テツ」とか呼ばれたりする。
普通の家庭で育ち、普通の学校に通い、普通の生活を送っている。身長も体重も普通。まさにMr. Normal。
ヒーローや不思議な力にはそれなりに憧れは抱いているものの、自分には縁のないものと割り切っている。
「人生山も谷も無くていいし、小高い丘とちょっとした川があれば十分」がモットーの、
ヒーローややにわかファン程度な、名前が厳ついだけの普通の男子高校生である。

たまに少しだけ頭痛がするのが最近のちょっとした悩み。

祖父　大作について

鬼河原大作は稀代の工学博士にして、悪名高いマッドサイエンティストであった。
ナノマシンを媒介にレネゲイドウィルスを硬質化させる技術から、利用者の安全を度外視した高出力装置まで、
およそまともな人間には扱えない発明品の生みの親であり、彼の“子供たち”は世界各国の戦争や軍事支配、
オーヴァード同士の戦闘で広く利用された。その素性から周囲からの風当たりは強く、時に「鬼が生まれる家」として
迫害にあうこともあった。（鐡弥が「普通」に異様に拘る理由はここにある）

ある日、大作は一切の研究成果と共に謎の失踪を遂げる。政府によって消されただの、ヴィランに拉致監禁されているだの、
様々な憶測は立っているが、真相は闇の中である。
また、彼の叡智の粋を集めて生み出された一枚のマイクロチップもまた、闇の中へと消えた。

かくして、一人の男の蒸発を以て、鬼河原一家は人並みの平穏を手に入れるに至ったのである。

しかし、鐡弥だけは覚えていた。幼い記憶に残る祖父の顔を。
人々が争いを止め、遠き宇宙の彼方を目指すための技術──未来に花咲く希望の種を見つめる、鬼河原博士の優しい眼差しを。

戦闘スタイル

脳に埋め込まれたマイクロチップとブラックドッグの雷鳴の力が反応し、全身を巡るレネゲイドウィルスとナノマシンが
漆黒の外装甲を形作る。全身の各部位には高出力装置が内蔵しており、ただ殴り抜くだけ、ただ蹴り抜くだけで
砲弾が如き破壊力を発揮する。当然、常人では四肢が吹き飛ぶ程の負荷がかかるため、オーヴァードの中でも限られた能力、
例えばキュマイラシンドロームがもたらす強靭な肉体があって初めて成立する。

FRIEN(フレン)

戦闘行為に不慣れなことが予想される装着者のために、外装甲に搭載された支援用のAI。
正式名称：Flexible & Reasonable Intelligence Empowering Normal(力なき者に叡智を授ける柔軟かつ合理的な人工知能)
戦局判断に加え、サポートドローンの牽制射撃や高高度偵察を以て、戦闘を有利に運ぶ。

覚醒について

・実は脳内に爺ちゃんお手製の変身用マイクロチップが埋め込まれていたよ！
・でもレネゲイドウィルスの活性化があって初めて機能するようになってたよ！
・バス横転事故での覚醒をきっかけに変身できるようになっちゃうよ！

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