謎の発掘物

2018年、インド。地層調査をしていた調査グループが謎のオブジェクトを発見した。3ｍを超える巨大な機械のようなソレは、4本の腕を持ち、対となる三叉の槍と盾を手にしていた。そう、まるで――インド神話の“最高神(ヴィシュヌ)”のような。
しかし数日後、その謎のオブジェクトは忽然と姿を消した。FHが奪ったのか、はたまた自力で動いていったのか――未だに行方は掴めていない。

謎の天馬(ペガサス)、その正体

その正体は古代インドに存在した超文明――それが残した終末用決戦兵器、“Vishnu”に寄生したEXレネゲイドである。
古代インド、それは現代文明でも理解の出来ない技術を有していたとされ、その歴史、インド神話などで語られる兵器には現代における“核兵器”とされるような武装の存在が仄めかされている。そうした古代文明が他国との戦争における最終武装、終末用決戦兵器として用意していたのが“Vishnu”である。
結論を言えば、古代文明は“Vishnu”を使うことなく滅びてしまったが――その決戦兵器は廃棄されることなく、現代まで残存していた。そして、2018年。“Vishnu”が外気に晒された拍子に、それは起こった。
現代インドにまつわる“ヴィシュヌ”信仰──特に「白馬の化身」と呼ばれ、ヴィシュヌの転生体(アヴァターラ)でも特に有名な破壊の化身──“カルキ”と深く根付いたEXレネゲイドが、その機体に付着したのだ。
その結果！終末用決戦兵器“Vishnu”は“カルキ”という白馬の要素を吸収した！あとついでに現代風のcoolな要素を取り入れ進化を繰り返し――天馬(ペガサス)となって現世に降り立ったのである！！！ヒヒン。

補足

現代では中身のロボはテクスチャチェンジで誤魔化している。が、レネゲイドが暴走すると三叉の槍を構えた4本腕のロボに変形する。
それいけスーパーロボ！世界の平和を守るため！！！
……でもお前破壊の化身じゃん？