母胎感染によって、母胎の中でオーヴァードとして覚醒した。
出産と同時にワーディングが暴走し、病院内に大きな影響を与えた。
それは、妊婦である母親が命を落とす直前にあるオーヴァードの問いに応えたことにより、ヨモツヘグリによって一命を取り留めたことが大きな要因となった。
出生直後に親子ともどもUGNに保護されることとなった。
数年後には両親とは切り離されて、1年、半年に一回しか直接会うことしかできなくなった。

現在はUGNチルドレンとして、活動している。
山岳観測支部にエマージェンシーコールでの招集に対応できる範囲の各支部の拠点を任務ごとに転々としており、必要に応じて派遣先の支部が変わる。

人当りも良く、協調性はあるタイプだが自身の根っ子は決してみせることはない。
今の自分の能力でできることでUGNに貢献しようと考えている。
また、直接的な戦闘能力を持っていない自信に苛立ちを感じてはいる。それは自身で自覚している明確な弱点でもある。

　　・口 調　「～かも知れないね」、「～だね」、「～のようだ」、「～じゃないか」
　　・1人称　「俺」
　　・2人称　「〇〇さん」

支援行動を得意とするオーヴァードで直接的な戦闘能力はない。
彼と組んだメンバーは元気の水により、不要な疲労が少なくなり、戦闘外での長期間の活動が可能となる。
探知する光と誘蛾香により、あらゆる場所での探索を得意とする。
慰天の能力により、集められた蝶や鳥は、ほんの少し光る鱗のように見えるため、"光るこけら"と呼ばれるようになった。

慰天がオーヴァードとして覚醒した要因。彼に執着し、調べに調べた結果、分かったことがある。
名前は森羅 星十朗というが、実名なのか偽名なのかははっきりしていない。年齢性別ともに不明。
彼は起源種のオーヴァードであり、どこの組織にも属さない医師。いくつもの名と顔を持ち、命の危険に晒された患者や人に「生きたいか？」と問いかけ、応じたものにヨモツヘグリを投与する。存在そのものは各組織によって確認されているが、捉えられた者は誰もいない。朧のような存在である。