“血染め蝶の悪夢”七ツ屍・ラヴェンデル・メイヤー(揚羽 薫)
プレイヤー:タケダ
「わしがこの支部の長、七ツ屍じゃ」
「有象無象があわてふためく様を
眺めるのは愉快よのう」
- 年齢
- 不詳
- 性別
- 女
- 星座
- 身長
- 145
- 体重
- 血液型
- ワークス
- UGN支部長B
- カヴァー
- 元・孤児院院長
- ブリード
- クロスブリード
- シンドローム
- エンジェルハィロゥ
- ソラリス
- HP最大値
- 24
- 常備化ポイント
- 10
- 財産ポイント
- 0
- 行動値
- 12
- 戦闘移動
- 17
- 全力移動
- 34
経験点
- 消費
- +0
- 未使用
- 0
ライフパス
出自 | オーヴァードとしての能力を持って生れたために、両親に疎まれ捨てられた。 | |
---|---|---|
疎まれた子 | ||
経験 | 敬愛する彼女は孤児院の仲間を守るため、私の目の前で亡くなった。 | |
永劫の別れ | ||
邂逅 | 彼女が亡くなったこと、そして私が彼女になりかわっていることは最大の秘密である。 | |
秘密 | ||
覚醒 | 侵蝕値 | 物心のついた時から力をもっていた。 |
無知 | 15 | |
衝動 | 侵蝕値 | まがい物でしかない自分の存在は彼女への冒涜ではないか?また彼女のいない世界に生き続ける意味とは? |
自傷 | 16 | |
侵蝕率基本値 | 31 |
能力値
肉体 | 1 | 感覚 | 5 | 精神 | 2 | 社会 | 3 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
シンドローム | 0+0 | シンドローム | 3+0 | シンドローム | 1+1 | シンドローム | 0+3 |
ワークス | ワークス | 1 | ワークス | ワークス | |||
成長 | 1 | 成長 | 1 | 成長 | 成長 | ||
その他修正 | その他修正 | 0 | その他修正 | その他修正 | |||
白兵 | 射撃 | 4 | RC | 1 | 交渉 | ||
回避 | 1 | 知覚 | 1 | 意志 | 1 | 調達 | 2 |
知識: | 情報:UGN | 1 | |||||
情報:FH | 1 |
ロイス
関係 | 名前 | 感情(Posi/Nega) | 属性 | 状態 | |||
---|---|---|---|---|---|---|---|
シナリオ | 与儀大介(よぎだいすけ) | 有為 | / | 不信感 | "ホーム”の教育方針には賛同しかねるが、事件解決よりチルドレンのケアばかりに心を砕くのはいかがなものだろうか | ||
恩人 | S七ツ屍・ラヴェンデル・メイヤー | 傾倒 | / | 悔悟 | 両親に捨てられた自分を育ててくれた恩人でありすべて。彼女の死をいまだに受け入れることはできないし、彼女を救うことのできなかった無力な自分への後悔は尽きることがない。 | ||
同志 | 有嶋 透(ありしま とおる) | 信頼 | / | 憤懣 | 孤児院・揚羽の家で一緒に育った友人であり同志。ラヴェンデルの死と、なり替わりの秘密を共有する唯一の相手。 | ||
DロイスNO29.光使い | / | 私の世界はあなたという光を失い闇にのまれている。けれどまぶしいまでのあなたとの思い出が今なお私に力を与えてくれる | |||||
りせき | / | ||||||
とき | / | ||||||
あずま | / |
エフェクト
種別 | 名称 | LV | タイミング | 技能 | 難易度 | 対象 | 射程 | 侵蝕値 | 制限 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
リザレクト | 1 | オートアクション | ― | 自動成功 | 自身 | 至近 | 効果参照 | ― | |
(Lv)D点HP回復、侵蝕値上昇 | |||||||||
ワーディング | 1 | オートアクション | ― | 自動成功 | シーン | 視界 | 0 | ― | |
非オーヴァードをエキストラ化 | |||||||||
コンセントレイト(エンハィ | 2 | メジャーアクション | シンドローム | ― | ― | ― | 2 | ― | |
クリ値を-Lvする。(下限値7) | |||||||||
NO29光使い | 3 | メジャーアクション リアクション | シンドローム | ― | ― | ― | 2 | Dロイス | |
組み合わせた判定のダイスを+(LV+2)する | |||||||||
天からの眼 | 2 | メジャーアクション リアクション | 〈射撃〉 | 対決 | ― | ― | 2 | ― | |
判定のダイスを+Lv個する | |||||||||
痛みの水(ソラリス | 1 | メジャーアクション | 〈射撃〉 | 対決 | 単体 | 視界 | 2 | ― | |
攻撃力:+Lvの射撃攻撃を行う。ダメージを与えた場合はさらに放心を与える。 | |||||||||
マスヴィジョン | 1 | メジャーアクション | シンドローム | 対決 | ― | ― | 4 | 100% | |
攻撃力を+LV×5 シナリオ中3回まで | |||||||||
オーバードーズ(ソラリス) | 1 | メジャーアクション リアクション | シンドローム | ― | ― | ― | 4 | 100% | |
組み合わせたエフェクトのレベルを+2する。(レベルの上限は超えてよい)1シナリオLv回のみ | |||||||||
天使の外套 | 1 | メジャーアクション | ― | 自動成功 | 自身 | 至近 | ー | ― | |
自らの姿の上に別の外見を上書きする。変装を見破ろうとする場合は〈知覚〉で対決する |
コンボ
プシュケーの誘い
- 組み合わせ
- 光使い+コンセン+天からの眼+痛みの水+マスヴィ(100%3回)+オバド(100% 2回)
- タイミング
- メジャーアクション
- 技能
- 射撃
- 難易度
- 対決
- 対象
- 単体
- 射程
- 視界
- 侵蝕値
- 8/12/16
- 条件
- ダイス
- C値
- 達成値修正
- 攻撃力
- ダイス
- 100%未満
- 5+7
- 8
- 4+-1
- 9
- 100%以上+マスヴィ
- 5+9
- 7
- 4+-1
- 20
- 100%以上+マスヴィ+オバドズ
- 5+13
- 7
- 4+-1
- 32
- 5+7
「放心」で対象のダイス-2個
「『中国で1匹の蝶が羽ばたけばカリブでハリケーンが起こる』という話があるが、果たしてそれが本当かおまえの身でもって確かめてやろうぞ」
武器 | 常備化 | 経験点 | 種別 | 技能 | 命中 | 攻撃力 | ガード 値 | 射程 | 解説 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
サブマシンガン | 9 | 射撃 | 〈射撃〉 | -1 | 8 | - | 20 | 同じエンゲージにいるキャラクターを攻撃対象にできない |
一般アイテム | 常備化 | 経験点 | 種別 | 技能 | 解説 |
---|---|---|---|---|---|
コネ:情報屋 | 1 | コネ | 〈情報:裏社会〉 | 〈情報:裏社会〉の判定ダイスに+2個 |
経験点計算
能力値 | 技能 | エフェクト | アイテム | メモリー | 使用総計 | 未使用/合計 |
---|---|---|---|---|---|---|
20 | 13 | 97 | 0 | 0 | 130 | 0/130 |
侵蝕率効果表
現在侵蝕率:
【概略】
時代は明治後期、七ツ樺(ななつかば)家という財閥の跡取り息子が急死。その妹・蝶子はキュマイラ化して行方知らず。七ツ樺家の養女であったラヴェンデル(ドイツ人ハーフ)は跡取りとして教育されることに。しかし七ツ樺家に悪のオーヴァードが襲撃し、一家は惨☆殺!ショックでラヴェンデルちゃんもオーヴァードになっちゃった!
その後彼女は蝶子との再会を信じ、能力で姿を10歳のままにとどめて異能事件に関わること数十年。レネゲイドウイルスの拡散により増大したオーヴァードの子供たちを受け入れるための保護施設「揚羽の家」を設立したよ。そこには一期生として薫ちゃんという女の子がおり、ラヴェンデルちゃんに心酔!ラヴェンデルの死後は薫ちゃんが能力で彼女になり替わり、今はその姿でUGNの支部長になっているよ☆
なので姿や二つ名はラヴェンデルちゃんなんだけれど、中身は薫ちゃんなんだ(ライフパスも薫ちゃん視点だよ◎)
彼女はラヴェンデルちゃんのガチヤバ狂信者なのでその死を認めないし、かといって自分なんかの劣化ラヴェンデルちゃんも認めたくないしでメンタルはちゃめちゃ丸なのであった…。ただ彼女の行動理念は恩人であるラヴェンデルちゃんの完全再現なので、普段は故人の性格に基づき不遜な態度で過ごしているよ。
能力は単体殴りしつつ放心でちょびっとデバフって感じかな。本当のラヴェンデルちゃんは物騒な二つ名がついちゃうくらいバイオレンスなブラム=ストーカーだったので、戦闘の面での完全再現はまだまだ先のようです。
【PC3 UGN支部長としてのラヴェンデルちゃんとの絡み方】
長くイリーガルとしてUGNとともに任務をこなしており、1年前にUGNに所属。エージェントとして1年間経験を積いだのちに支部長となる。今回は支部長になって初めての任務という設定。なのでUGNで長く活動しているキャラは名前や顔をしっていても全く不思議ではないよ。
初対面の方でも、UGNに所属しているキャラは霧谷さんあたりから「見た目は子供だけれど実務経験の長い人物である」くらいの情報はあたえられているかと思います。
あとはUGN外部に「揚羽の家」というのチルドレン保護施設(1年前からUGN管轄に変わった)が存在していることくらいは知っててもいいかもです。
名前はUGNに対しては「七ツ屍」としか名乗らないので基本「七ツ屍支部長」呼びでお願いします。
【仮の姿】七ツ屍・ラヴェンデル・メイヤーについて
経歴
明治時代後期、財閥として成功していた七ツ樺(ななつかば)家に、海外貿易のために必要な技術を指南するためのお雇い外国人として雇われていたドイツ人の父と日本人の母の間に生まれたハーフ。
お雇い外国人は短期間で解雇されることが多かったが、遠洋航海の技術だけではなく美術や音楽など多方面に深い造詣を持つ父が七ツ樺家に重用されたため屋敷の敷地内に住まいをもつことを許され、長期で滞在する間にラヴェンデルを授かった。
七ツ樺家と能力の目覚めについて
七ツ樺家には跡継ぎである長男と年の離れた妹の蝶子(ちょうこ)がおり、ラヴェンデルと蝶子はまるで姉妹のように育った。裕福で家族仲のよい七ツ樺家はラヴェンデルらメイヤー家に対しても良くしてくれ、幸せな幼少期を過ごす。
しかしラヴェンデルが10歳の頃長男が病気で急死。蝶子もまた奇病にかかり施設へとうつされる。当時のラヴェンデルは知る由もないが、蝶子はキュマイラの能力に目覚めたのだった。
子供たちの相次ぐ異変に様子のおかしくなった七ツ樺家の当主は、蝶子とともに教育を受け彼女よりも優秀であったラヴェンデルに目を付ける。
時代は大正へと変わり、第一次世界大戦を前にした不安定な情勢の中で祖国へ帰る術を失ったメイヤー家に、当主は半ば脅すような形でラヴェンデルを養女として譲るよう迫る。以後ラヴェンデルは七ツ樺家の跡取りとしての教育を受けることになる。
15の折、寝静まった屋敷に突如として火がつけられ、目覚めたラヴェンデルは七ツ樺家の当主とその妻、使用人たちの惨殺死体を目にする。パニックに見舞われながら実の両親が住まう離れにかけつけるが、そこにもまた2体の無残な死体が転がっており、そこでラヴェンデルの意識は途切れる。
気が付いた時には事件の唯一の生き残りとして警察に保護されており、そして不思議な力を身につけていた。あの炎の中自分が生きていられたのはおそらくこの血液を操る能力によるものなのだろう。
七ツ樺家当主の死により多くの関連会社がつぶれ、財閥としての七ツ樺家もまた歴史から消えることとなる。
この事件に関しては犯人やその目的・手段など不審な点が多くみられたが、1920年恐慌の陰に隠れ世の中から忘れ去られていく。
ラヴェンデルはいくらかの七ツ樺家の財産を継いだが総資産には遠く及ばない額であり、消えた金の行方は皆目見当もつかない。この点に関しても何者かの恣意を感じずにはいられなかった。
オーヴァードとなってからのラヴェンデルについて
稀有な能力といくばくかの財産。それが15の彼女に残されたすべてであった。それからはただ必死に生きた。得た知識と財産を使い昭和の半ばに孤児院「揚羽の家」を設立。
ラヴェンデルは蝶子の異変や七ツ樺家の事件に異能が関係しているのではないかと考え、子供たちの世話のかたわら自ら超常の事件に関わっていくようになる。老いることなくたった1人で事件を解決する十代の少女の鮮烈さに、次第に裏の世界に名が知られていく。
ラヴェンデルの思惑とは裏腹に求める情報の手がかりが全くつかめないまま数十年が経過した頃、レネゲイドウイルスの拡散により能力者とそれにまつわる事件が突如として増え始める。そのため本来ただの孤児院であった「揚羽の家」は、彼女が保護したオーヴァードの子供の保護施設へとその役割を変えていく。
そして発表されたコードウェル博士の論文から、自身のもつ能力の正体の一端を知ることとなるのである。
UGNとラヴェンデルについて
ラヴェンデルのこれまでの活動を知るUGN日本支部よりエージェントとして誘いをうけることはあったが、イリーガルとしての活動にとどまっている。これは「揚羽の家」の子供たちを守るという役目が自身にあると考えていたためである。
UGNに所属すると「揚羽の家」の子供たちはUGNチルドレンとして育てられることになり、その環境は彼らを人としてつなぎとめる"絆”を育てるのに適した環境であるとは決して言い切れない。
瑠璃子を失った過去があるラヴェンデルはこれを良しとせず、「揚羽の家」の子供たちは自身のそばに置き、また全員に能力で作った赤い蝶の従者をつけている。
ただ蝶子らの情報を得るためにUGNとは協力関係を築いており、有事の際には積極的に力を貸し、UGN が保護した子供であっても特に不安定な者は「揚羽の家」で引き受けている。
外見と性格、嗜好について
かわいいものと甘いものに目がなく、普段は和風ロリータの装いをしている。
蝶子との再会を信じ、自らの血液を操作して10歳当時の姿をとどめているが、その理由を知る者はごくわずかであり大多数には年齢不詳で少女趣味の変わり者と思われている。
本来は素直な性格をしていたが、長く厳しい世界で生きるうちにひねくれてしまったようで皮肉屋の傾向がある。
自分と同じような能力に翻弄される子供たちを増やしたくないという気持ちで行動しているが、それを表に出すことはあまりない。また見た目と実年齢のギャップから高慢な人物ととらえられることが多い。
大の甘党で大量の菓子類を「揚羽の家」に持ち込むことがしばしばある。食べる量はそれほど多くないので大半は子供たちの腹に収まるが、一番に菓子を選ぶのはラヴェンデルであり、特にお気に入りの琥珀糖を抱え込み夕食がのどを通らなくなることもままある。
名前、呼び名について
ラヴェンデル…ドイツ語でラベンダーの意味。七ツ樺 蝶子とともにある存在として、屋敷の庭に咲く花の名を与えられた。
七ツ屍…七ツ樺家の家族4人と自分を含めたメイヤー家の3人、7つの屍(しかばね)の先に今の自分があるという気持ちから七ツ樺の名前をもじり、七ツ樺家の事件以降は七ツ屍と名乗っている。蝶子がみつかったその時は本来の名であるラヴェンデル・メイヤーとして七ツ屍の名を捨てるつもりである。そのためUGN関係者に対しては七ツ屍としか名乗らない。
また、揚羽の家の子供たちは自身のことを「園長」と呼んでおりラヴェンデルの本来の名を知る者は少ない。
霧谷雄吾とは長くつきあいがあり、「霧谷」「屍(かばね)のお嬢さん」と呼び合う。
【本来の姿】揚羽 薫(あげは かおる)について
経歴
幼いころから異能を持っていたために家族から疎まれ捨てられたところをラヴェンデルに保護された、オーヴァード保護施設としての「揚羽の家」の1期生である。両親についての記憶は一切ないため恨みの気持ちもなく、むしろラヴェンデルと出会えたことに感謝の念を覚えるほど、彼女に傾倒している。
時を同じくして保護された有嶋 透(ありしま とおる)とともに、年長者として「揚羽の家」の仲間たちをまとめあげていた。ラヴェンデルとともにUGNの任務につくことも多々あり、イリーガルとしての経験・実力ともにかなりのものである。また能力によってラヴェンデルの姿を模し、外部との折衝を行うこともある。
ラヴェンデルの死について
ある日UGNからの要請で透ほか数名の仲間とともに任務につく。簡単な調査任務であったために「揚羽の家」の子供たちに任されたものであったが、それは能力者を獲得せんとするFHの罠であった。事態を察知して駆け付けたラヴェンデルであったが、敵の手に落ちた子供を守るために自らの命を落とす。
その場に居合わせた薫と透は子供たちが不安定になることを恐れ、能力によってラヴェンデルの姿を模しその場をやり過ごす。そして「揚羽の家」存続のために彼女になり替わることを決意するが、それは何よりも薫自身がラヴェンデルの死を受け入れることができないためであった。なお、このなり替わりを知っているのは透のみである。
その後薫は2通のラヴェンデルの遺言書を受け取る。1つはすべての子供たちに1通ずつ用意されたそれぞれへのメッセージ。もう1通は薫が自身の人生を捨てラヴェンデルとして生きる決断をしたときのみ渡すようにと記された透宛ての遺言書であった。そこには「自分の死後はUGNに所属するように」としたためられていた。
自分のような未熟者には揚羽の家を守っていくことはできない、そうつきつけられたかのような内容に薫は愕然とするが、自身がラヴェンデルを受け継ぐのだという意志が揺らぐことはなかった。
このラヴェンデルのメッセージには、「自分のように一人で背負い込む必要はない、みんなと協力しろ。薫にならそれができるという」思いが込められていたが、ラヴェンデルの死に周りが見えなくなっている薫がその真意に気付くことはなかった。
かくして薫はラヴェンデルの遺言通りラヴェンデルとしてUGNの門をたたく。1年ほどエージェントとして実務経験を積んだのち、今回N市の支部長を任されることとなった。
なお「揚羽の家」は透が園長の任につき、UGNの保護下にありながらもUGNチルドレンの教育施設とは独立した形で存続するとの決定が下った。
遺言書について
これは自分の死期がそう遠くないうちに来るであろうと予見していたラヴェンデルが前もって用意していたものである。長い年月を子供の姿で生きながらえ、また子供たちの安全性確保のため全員に従者をつけながらの任務は彼女の体に大きな負担をかけていた。
自身が突然亡くなったとしても困らないよう万全の備えはしていたが、唯一自分に心酔しすぎている薫のことだけは気がかりであった。彼女が自分に成り代わろうとする可能性は十分にあり、その時のために2通目の遺言書を残していた。揚羽の家と薫のことは唯一、霧谷には少しばかり相談をしていたのかもしれない。
なり替わりについて
このなり替わりはエンジェルハィロゥの能力「天使の外套」によるものであり、これは光を操り見せかけだけを変えるものである。薫はこの能力を寝る時を含め常時使用しており、薫自身、己の本当の姿を忘れはじめている。
本来の薫は背が高くラヴェンデルとは似ても似つかぬ容姿と体格であるために、見せかけだけを変えるこの能力では触れると別人であることを見抜かれる恐れがあるため、「揚羽の家」の子供たちに対しスキンシップの多かったかつての彼女のように振る舞うことができないことが薫にとってとてもつらいことである。
なおUGNに所属して長いエージェントやチルドレンとはイリーガル時代の薫として交流があり、霧谷とも面識がある。
ラヴェンデルとしてUGNの門をたたいた際、彼に追及されることはなかったが、霧谷は薫のなり替わりに気付いている節がある。
思考と嗜好について
自分の記憶にあるラヴェンデルに忠実であることが絶対であり、そのために自身が不利益を被ることもいとわない。大の甘党であったラヴェンデルとは異なりそれほど甘いものを好みはしないが、彼女に忠実であろうと眉間にしわを寄せながら菓子を口に運んでいることがある。普段ほとんど薫に口出しをしない透ではあるが、さすがにこの時ばかりは「そんな顔して喰うくらいなら、全部ちびたちにくれてやれよ」と苦言を呈した。
名前について
「揚羽 薫」の名はラヴェンデルから授かったものである。両親の顔さえ覚えていない薫は自身の過去の名は捨て新たな名を彼女に求めた。「薫」は養女時代のラヴェンデルの名である「七ツ樺 薫」からつけられている。これはラベンダーを薫衣草(くんいそう)とも呼ぶところからきている。
二人の能力について
ラヴェンデルはブラム=ストーカー、薫はエンジェルハイロゥとソラリスのクロスブリードである。本来の薫は敵へのデバフを多用する形で能力を行使していたが、火力の高いラヴェンデルの戦闘を模すため昔とはまったく異なる戦闘スタイルになっている。サブマシンガンから放たれる射撃攻撃はエンジェルハイロゥの能力によって血で作られた赤い蝶のように映り、高速で飛行する数多の蝶が敵の体をするどく貫く。
ラヴェンデルは蝶を象った自身の能力を優美であると気に入っていたが、蝶は再生や不滅のシンボルであり、なんとも皮肉なものであると薫は感じている。
履歴
のちのちほしい
フラッシュゲイズ(エンハィ)…1回だけ対象の判定ダイスを-LV×2
腐食の指先(ソラリス)…装甲値を-(LV×5)
鏡の盾
帰還の声(ソラリス)エフェクトの使用回数を1回増やせる
コンボについて…浸食値100%のときはすべてのエフェクトレベルが1上がる。(エフェクトの最大レベルを超えても良い)
セッション履歴
No. | 日付 | タイトル | 経験点 | GM | 参加者 |
---|---|---|---|---|---|
フルスクラッチ作成 | 0 | ||||
1 | 20210808 | world-end-jubnile | tomaruちゃん | 勇水 日清(のっと)離石 夢奈(津田)土岐誠二(レオリア)東 宗次(キタタケ) |