容姿・経歴・その他メモ

ある邪神崇拝を行う宗教施設における司祭の子。幼いころにオーヴァードとしての力を発現しており、両親から神降ろしの儀として「クリフォトの樹」を背中に刻印されている。儀式が先か、オーヴァードとしての能力発現が先かは今となっては分からない。
幼少期は命じられるまま力を振るい、異教徒、反逆者、生贄、どれが誰だかも忘れるほど殺してきた。幼少期の彼にとって殺しはルーチンワークであり、理由があろうがなかろうが、妄信的に殺さなくてはいけないと思い込んでいた。
そのように妄信的だった彼が父母の元を離れて反逆し、これまでの罪を贖うに至ったのは「たった一人の愛した女性を自ら手に掛けた」ことに起因する。人の善性を信じ、疑うことのなかった彼女が救えるはずだった人々を救うことが彼にとっての贖罪である。しかし、元より「奪う者」であった彼が人を救う手段など、それを害す何者かを殺す以外にないことは自明であり、彼女がそうすることを望むかどうかを知る術は今となってはどこにも存在しない。
彼は愛する者に許されることを願って贖うが、その贖いが正しいかどうかを知る術はなく、よってそれが終わることは無いことも理解している。

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