攫われた妹を見つけ出す為UGNに所属しているオーヴァード。表向きはN市公立高校に通う高校生。
オーヴァード歴はそれなりに長いが妹の捜索や情報収集に当たっていたため戦闘歴は2～3年ほど。
また本来特定の支部所属という訳ではなくイリーガルとしてUGNに協力しているがこの2～3年ほどは拠点にしているN市を中心に活動している。



戦闘スタイルは蛇腹剣を用いた遠近両方に対応した剣術。
賢者の石に適合してからは石から流入するレネゲイドの力が溢れ出し外殻として現れる。身体も飛躍的に強化されるが適合してから日が浅いのもあり制御に苦心している。なお賢者の石は左肩にある。
戦闘やレネゲイドの制御は立科沙紀に教わり習得したもの。覚醒した直後は妹を攫われたこともあり余りにも残虐かつ執拗な攻撃性を見せており、ジャーム化手前に至ることすらあったが沙紀や支部のメンバーたちの教えにより現在はある程度まともになった。

人間関係とか

立科　沙紀

N市に協力するようになってから学校やオーヴァードの先輩として、さらに共に任務に当たる相棒として信頼している。
第一話の件で自身の知らない間に彼女の存在が自分にとって大きなものになっていた事に気づいた。
信頼、連帯感、或いは彼女に抱え込ませてしまっていた自身の責任。様々な物を抱えて琉真は彼女に向き合うことになった。
『沙紀先輩、すまなかった。操られていたとは言え先輩に酷い言葉を投げつけてしまった。本当にすまない……。もし許されるならば俺はまだ先輩と共にありたい、先輩に教わりたいんだ。』

柚木　昊陽

N市の高校に通うようになってから同じクラスなのもあってか仲は良さげ。どうにも時々見せる不思議な様子には気づいているがそれの正体には気づいていない模様。オーヴァードとしての実力もかなりのものと認識している。同年代ではあるが自身の兄属性と彼の弟属性のせいか妙に世話を焼いてしまいがちらしい。
『この前はお手柄だったな、昊陽！支部での作業がひと段落したら約束通り一緒に何か行こうぜ。候補とか何かあるか？せっかくだしお前の好きな舞台とかどうだ？』

三諾　アムル

理解の追いつかない部分も多いが指揮能力や戦闘力は確かな物として認識しており、先輩として、それ以上に支部長として尊敬や畏怖の念を持っている。自身の内にある大切なもの「NEKO」を認識するにはまだ時間が追い付いていない。猫とは…？
『アムルせんぱ、いやしぶちょ、じゃなかった店長。閉店作業終わったぞ…。最近客が増えてないか？噂の店員さん達を見に来たとか言われたぞ……？ところで、沙紀先輩の猫耳メイド姿を拝めるとは思わなかったぞ。これが役得っていうやつなのか？』

半井　初春

交流をしたのは最近だが彼の言葉は琉真の精神に大きく影響を及ぼしており能力や彼の背景も含めて大きく興味を惹かれている。
兄属性持ちの二人ではあるがどうにも琉真は彼に振り回されがちではある。
『初春殿、何故そこまで俺を気に掛けてくれるんだ？俺にはどうしてもわからないが……それでも俺は貴方に恩義を返したい。大切なものに向き合う為の言葉をくれた貴方に。』

百足　靖奈

7年前FHに攫われた3歳下の妹。彼女を取り戻す為に琉真はUGNに協力している。支部所属にしていなかったのも自由に捜索する際に制約がない方がやりやすいと考えていたため。
FHセル“スコルピオン”に攫われたという所まで調べはついているが近年足取りやセルの活動が追えなくなっており琉真は焦燥感に駆られている。
『待っていろ、靖奈。兄ちゃんが必ず助けてやるからな……。』

能力測定

N市に所属するイリーガルとして同市支部所属の立科沙紀と共に任務に当たる日々を送っていたある日、同市のメンバーの柚木昊陽、三諾アムル、日本支部からの増援の半井初春らと共にFHのセルを襲撃する。任務は成功するも相棒である彼女が賢者の石に覚醒した琉真と共に戦えないと告げ姿を消してしまう。
それと同時期にセル襲撃時に撃破されたはずのリッパーによる事件が発生し沙紀の捜索とリッパーの追跡を行うことになった。
リッパーにより暴走していた少年を取り押さえるもリッパーの正体が剣のレネゲイドビーイングと判明、さらなる事件を起こす為に逃亡する。逃亡先にいた沙紀が対応するも隙をつかれ彼女を洗脳されてしまう。“器”を得たと喜ぶリッパーに対し彼女の弱さを揶揄するも共にいた初春に「心にも思っていない事をいうものでは無い」と指摘され、冷静さを取り戻した。
アムルの神託（？）により沙紀を救う方法を見つけ、彼女を救う為に皆に協力を申請した。
リッパーとの戦闘では沙紀を相手に苦戦するもリッパーの触手を断ち切り彼女を救い、リッパーに怒りの斬撃を叩き込んだ。

戦闘後、独断で動いた沙紀に対する処罰を決める際に自身も同じ罰を受ける事を申請し、結果として支部の猫カフェで猫耳執事姿で一ヶ月従事する事になった。

学園祭の前日、準備を終えた放課後に兵藤なるみに呼び出される。本人から話を聞き出す前に彼女に逃げられてしまう。
翌日登校するも学校の中、生徒たちが一日巻き戻っていることが判明。支部の仲間たちと共に解決に向けて動き出す。
ループの中でジャーム・ウィッシュミラーの存在が判明。ウィッシュミラーが願い事を叶え終わった隙を突く為にウィッシュミラーに願いを伝えたなるみの願いを叶えることになった。
“琉真に想いを告げる”という彼女の願いを叶える為に旧校舎に呼び出される。
彼女の想いを聞き、これを謝りながら辞退。彼女にオーヴァードである事を明かし、改めて共に歩む事は出来ない事を告げた。
ウィッシュミラーとの戦いでは初春やアムルの支援を受けながら賢者の石でウィッシュミラーを撃破した。
撃破後、沙紀先輩と学園祭を楽しんだ。