登録名：ノエル・アーガイル
コードネーム：白糸の黒鶴
性別：男
出身：スイス・ジュネーヴ
誕生日：2/8(裁縫の日)
身長：156.8
体重：45.1
血液型：O
所属：UGN大和支部/「遺産小隊」
ブリード：クロスブリード
シンドローム1：ウロボロス
シンドローム2：エンジェルハィロゥ
シンドローム3：────
特記事項：

・戦闘適性：E
・継戦能力：A
・命令順守：A-
・陣頭指揮：B
・社会適性：A
・RC技術：B+
・衝動耐性：A
・特異能力：EX

大和市支部支部長「葛西飛鳥」の保有する傭兵組織「遺産小隊(アーティファクトリー)」の一人。大和市内の仕立て屋「アカイイト」の店主。丁寧な対応ときめ細やかな仕事ぶりで市内外でも有名で、穏やかでお人好しな性格と顔立ちも相まって「仕立て屋の優しい美人のお姉さん」として人気。先述の通り極度のお人好しで、頼みごとを断るのが苦手のため、無理な仕事を度々頼まれることも多い。

スイスの紡績業で大きな財を成した一族の長男として生まれる。母はスイスでも名の知れたファッションデザイナーであり、年の離れた二人の姉も服飾関係の職に就いている、服に関するエキスパートとも言える家系。そのためノエル自身も服に関し強い興味を持ってすごすことになる。中性的で整った容姿をしていた彼は、度々母親と姉二人から着せ替え人形のような扱いを受け新しい作品の試着を頼まれることがあり、現在彼が女装に対し特に抵抗を見せない理由の一つにもなっている。
「だって可愛いなら着たいじゃんね」
ある日のこと、ノエルが友人と共に学校からの帰り道を歩いていると、ノエルは麻薬中毒の通り魔に襲われる。いきなりのことにノエルは反応できず、その凶器はノエルを貫く───かに思われた。
とっさに反応したノエルの友人によってノエルは突き飛ばされ、代わりに友人がその凶刃を受けたのである。幼い子供の身体では、受けた傷が死に至るまでの時間も相応に短く、友人は死亡。自分に死の危険性が迫っていたこと、その危険から自分が救われたこと。そして、代わりに友が犠牲になってしまったことに対する強いショックによって、ノエルの体内のレネゲイドが暴走し覚醒。ウロボロスのオーヴァードとなる。さらに、本来ノエルの友人に継承されるはずであり、しかし彼女にオーヴァードとしての適性がなかったがゆえに継承されなかった遺産「乙女の旗」を、ウロボロスの模倣、簒奪の能力によってノエルが疑似的に継承したのである。
急遽自分の中に現れた未知の力に恐怖したノエルは、予てより親交があった「葛西家」の若き主「葛西飛鳥」を頼り、自分の身に起きた異常について相談をかける。当時、既にUGNの職員として活動していた葛西は、彼のみに起きた異常がオーヴァードとしての覚醒であることを伝え、スイスのUGNジュネーヴ支部で彼の身柄を預かってもらうように伝える。その後はUGNのイリーガルとして活動、レネゲイドの力を制御する方法も学び、オーヴァードとしては平凡な日々を送っていると、彼の元に葛西が姿を現した。

「久しぶりだね、ノエル。早速で悪いが君の力を借りたい。私と共に来てくれないか？」

以前の恩もあり、それを引き受けるノエル。彼が知らずして持っていた遺産「乙女の旗」の力と、他者を護る「防衛兵」としての力、それが花開くのは、彼が新進気鋭の傭兵部隊「遺産小隊」に与してからの話である。

光と影を編み込んで作った特殊な糸を織って作った旗槍を振るい、暗示と明滅によって様々なサポートや防御を行う。他にも、光を使った戦闘の補助や相手の攻撃の反射など、様々な仕事をこなす器用な後衛担当。支部員や小隊隊員のためのスーツや制服を作る仕事の都合上、戦場への投入回数は低いが、戦場に出た際は拠点の隠蔽工作や防衛などを行う最終防衛ラインの一人として活躍する。