▼02『マスプロダクション』

▼04『ラビリンススクール』
S市にて"マスプロダクション"を確認し、同級生らの覚醒や手練れのオーヴァードらと邂逅とアクシデントを乗り越えながら
先で遭遇したのは『プロジェクト・リベラシオン』の黒幕を名乗る修道女 大神祈。"「No.02は二宮みこです。これ以上に何か攫う理由がありますか？」"
…あれからずっと、否が応でも脳裏によぎる『洗脳』そして──『"｜裏切り《ダブルクロス》"』の二文字。
"マスプロダクション"戦の失態を再び繰り返すわけにはいかない。
次こそは、絶対に。

・今回、杏奈は大神祈を取り逃してしまったのは自分の火力不足のせいで余力を残してしまったのが原因と思っているよ
・成長も「時の棺」をメタれるように破滅の天使目指してレベルを上げていく

▼05[咽る悲劇はコンサートの後に]

そこにいたのは、ボロボロになった、一人の青年だった。
亜麻色の髪の毛はくすんで、その服はあちらこちらが破けている。
おまけに手に所持しているのは、邪気をまき散らす聖剣”だった”モノ。
…眼前に死が迫るっても戦えない。
……だって今の私にはなんにもないから。

「――九十九優、そっちじゃスマホさんって言うんだっけ？あいつは”ダブルクロス”だよ。つまり”あたしらの仲間”」

信頼してた友を疑った。

――槍に心臓を貫かれて、確実に絶命している”風晴やよいの死体。

理解してくれた友人を失った。

それこそは、キミが、相棒から認められた、”才能”の一時的な消失を意味していた。

私の存在意義を失った。

何のために戦っていたのかが、分からない。
こんな事になるなら最初から全部無ければ良かったのに……なんてふと、思う。

ジャームに食い殺されていれば。
二人に出会わなければ。
城下での決戦でFHエージェントに打ち取られていたら。
あの時間の止まった楽園に居続ければ。
十三本の牙によって絶命していれば。
迷宮の聖女に裁かれていれば。
…私の力で、私が死んでいれば。

それでも、私はここに立っている。

何故と問われるなら答えは一つ……結局一人じゃなかったから。

たとえ今、絆が見えなくなって、孤独に見えても。

私が、私達が共に過ごした時間には、間違いはない筈。

私は、もう疑わない。あなたを信じる。私たちの日常を信じる。

だから、「──もう、諦めるのはお終い…！！」

▼project:Liberation
・二宮みこ(9ls)
杏奈が覚醒してから現在に至るまでバディを組んでいる相棒で、大切な親友。
彼女を助ける為、杏奈は北の地での長い戦いに身を投じる事になる。
p:L06にて『太刀』の力を使い取り戻した。
・スマホさん／九十九優(NPC)
みこのバディで、想い人。
杏奈の覚醒時にRCを指導したのも彼であり、実質的な師匠のような人。
みこの事でよく相談事をしたり、時々悩みを打ち明けたり。
杏奈のかけがえのない"日常"の一部であり──｜裏切り者《ダブルクロス》。
・蒲生泉(蟹春雨)
"マスプロダクション"を追って学校に潜入した時に邂逅した年上のUGNチルドレン。
仲違いする事もなければ、話す事もしない仕事仲間という関係値だったが"ウェディングクルーズ"の一件を得てから頼って良い仲間だと認識するようになった。呼び方も「泉くん」に。
・希月乃絵(ごましお)
面倒見の良い頼れる本部エージェントの人だと思ったら急に傍若無人のガイジになるし不安定な人だなぁって思ったらうわぁなんか神になった
今現在、人格分裂のせいで絶妙にどう絡んで良いのか分からずにいる。
・大神らんす(9ls)
神じゃ無い方。なんか変な喋り方で槍になる泉の友達。
みこを助け出す代わりに囚われてしまった事に後ろめたさを感じている。
・希月千尋(9ls)
女だ。しかも二人。
・風晴やよい(NPC)
仲良くなった瞬間に始末された哀れな女。
こいつの件もあり地味に学校生活自体がトラウマ化しつつある。
・成瀬健児(NPC)
親戚を名乗る謎のうるさい男。
女性とは思えない美貌を誇る。親近感こそ感じているがこいつのテンションにはコミュ障が発動する。
▼単発卓
・舞方穂乃果(NPC)
修学旅行を経て学校で初めてできた友達。
北海道に向かう際もわざわざ空港に見送りに来てくれたりしてる。
・古城カレン(れふれっと)
修学旅行で出来た友達その2。
いつかみこやスマホさんも連れてライブに行きたいな。
・佐藤くじら(9ls)
たまたま任務で一緒になったみこと同期のUGNチルドレン。
まだ"魔眼"の扱い方が未熟だったころの杏奈にはこれ以上ない程にピッタリな手本役。
(バロールの能力等はくじらのRCを参考にしているという裏設定)