容姿・経歴・その他メモ

履歴

ゲームが好きだった少年は、頑張って勉強をして、ゲーム会社へと就職した。
だがそこはブラックだった。
家に帰れない日常、主食はエナドリとサプリ。
それでも作ったゲームが評価され、楽しかったというユーザー、主に子供達の声が届いたときは嬉しかった。

一つのプロジェクトが片付き久々に家に帰る、そんな帰り道での出来事だった。
目の前で少女が、車道に飛び出してしまった。
母親の悲鳴と少女の恐怖の顔を見て、男は覚醒した。
永遠のように長い一瞬　という詩的な言葉があるが、この男はそれを体現する能力に目覚めた。
時間をゆっくりにする能力、『遅延-ディレイ-』

その能力で処女を助けて以降、男は会社を辞め、謎のヒーローっぽい活動を始めた。
今まさに建築材に押しつぶされそうになっていた少年を、遊具から落ちそうになった少女を、助けた。
そして、火災で燃える建物から、赤子を助け出した。
そのように無差別に能力を使っていたところをUGNに見つかり、エージェントになった。

「あ、やっぱりそういう組織ってあるんですね」
「驚きはしましたが、まぁそういうものってよくある設定ですし、僕だけが能力者だとは思っていませんでした」

因みに、能力の使い方は我流のスタイルが染みついてしまった為、うまく変えることが出来なかった。
自分の周りの時間を遅くしてとりあえずパンチキック。
ただし、それをもらう側は超速で拳を受けるわけだが。

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