容姿・経歴・その他メモ

"Curious Crystal"――それがそのレネゲイドの名前。
知性と社交性を持ったそれは、元は地方貴族の遊び相手だった。先もなく、死を待つある少女。
五体が不自由な娘のための、不思議な話し相手――そう言われ、行商から面白半分で買ったそれは期待以上の品だった。
石には自己があった。自身をただの石ころと認識するだけの。目の前の少女に対して、憐憫を感じる程度の感情も。
ただ、石はこうも理解できた。自身ならばこの少女を自由にするだけの力が眠っていることを。
――思いがけない、その結果の後。互いはあるものを得ることになる。
片方は自由な肉体を。片方は永い眠りを。
そうして、少女の時は永遠を得た。
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そのレネゲイドは、人間の器官と一体化する事で共生することができる。
もっとも場所によるが、宿主の意思は関係ない。
――もし、何か元の人間の面影を見れたとして、それは神経の反射のようなものだ。
その為意味の分からない語尾になるが、夜になると消える。

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