名前:九十九 鏡(つくも きょう)
性別:女
年齢:19歳
　大人しく口数は少ない少女。元々そこまで活発な訳では無いが、呪物の侵蝕の影響でより口数は減っている。
喋らない故に怖い印象があるが、性格は優しく少し天然気味であがり症。
手が氷のように冷たい。
一人称:私　二人称:君、あなた

好きな物:あったかいもの、春、平穏
嫌いなもの:すっぱいもの、冬、

宿る伝承と結晶体が鏡の破片の様に見える為、アンデルセンの雪の女王に準えた名前を付けられた。
九十九の右目もしくは心臓に融合してたら美味しいな……と思うけど大惨事……。
身も心も次第に冷たくなり蝕まれていく。

◇戦闘スタイル
　【伝承の形代】の力を利用し、《アバターフォーム》で自身のイドと呪物の伝承に限りなく近い状態となり能力を引き出し戦う。
氷の破片が胸に突き刺さって見た目が変わったら、かっこいいなって思います。
攻撃方法はアナ雪ステップ。地面から氷の牙を突き出し敵を貫く。
◇式神
不浄の触媒を持った事により、異界に入る際になんか呼べるようになってしまった。
少女の形をした氷の結晶体。名前はゲルダ。いざと言う時に盾になる(する)

名前:九十九 鶺(つくも せき)
性別:男
年齢:16歳
　明朗快活な高校生。夏休みの宿題は最終日にやるタイプ。
ヴォイドポイントに巻き込まれた際の記憶は忘却している、ただの一般人。

【九十九家事件】
　現在から6年前。S市ではなく関東から離れ遠方のK町に二人が住んでいる頃。そこはのんびりとした田舎町であり、豊かとは言えずとも日々を細々と幸せに暮らせるのどかな町だった。

　九十九家もその一つで両親共に地域密着の電気屋を営んでいたご夫婦だった。ゆっくりと時間が流れる頃。その街で古くから存在する由緒正しい神社。天宮神社(あまつのみや)と言う大きな社を有するそれが存在しており、そこは古くから天から落ちて来た星々の中から出て来た神様によって、豊穣をもたらされ、祀り上げた事で知られている神社であった。

　特別変な儀式がある訳でもない。ただ星々への感謝の為に行う天ノ宮祭に参加する一人の少女であり、鶺も同じく祭りを回る事を楽しみにしていた。

　しかし、そこで悲劇は起こる。何もなく今まで見た事のないご神体を祀る神社の事が知りたいと鶺から言い出し、社へと侵入してしまったのだ。

　社へと入ってすぐに奇妙な石に鶺は触れてしまっており、そこから湧き出たのが現実を侵す異界。虚・ヴォイドポイント。つまりは現実を侵蝕する異界によって祭りは血の惨劇に替わってしまったのだ。

　その際、社の中で守っていた鶺と鏡は十数分ほど経過した後の社内で両親に発見されるも、背後からの強襲によりその場で死亡する。

　近くでジャームが蠢く中、鶺を守らんが為に社にもう一つあった何かの結晶。それこそが呪物。伝承の依代であり、直感的に触れ力を譲り受けた事が鏡の覚醒のトリガーとなってしまった。

　後は簡単だ。覚醒時の余波によって弟を守る為に必死の鏡は無差別に力を振るい、ジャームを討滅せしめた。偶然駆け付けた財団によって発見された鏡は保護され、現在では家族への支援を条件として、イリーガルとして活動を続けているのだ。
(あぐぐさんに書いて頂きました、ありがとうございます)