黒髪ロング。手入れを毎日行っているためツヤツヤサラサラ。八重歯。睫毛が長い。右側の髪色だけ空色。
見ず知らずの自分を助けた憧れの人がこのような髪型、髪色をしており、いつか再会して改めてお礼が言いたいと思っている。
割と特撮が好き。

礼節を重んじる。他人に握手を求めるのが癖。

絆を紡いだ(ロイスを取得した)人物のレネゲイドウィルスを抽出、カードとして具現化しそれをスキャンすることで紡いだ絆由来の様々な武具を生み出しそれを振るう。
「繋がり」がより能力を強固に、高次のものへと引き上げる。彼の信条が具現したかのような性質。
祈りの造花の形状が変化、バンダイとかで売ってそうな意匠を持つ変身アイテムに、音声が爽やかな男性ボイス(櫻井孝宏さん風に)なっている。イノリさんと呼称している。

・スカーレットシュトローム
師匠であるエルル・ラウパッハから力を借りた基本形態。体色が赤と浅紅色に変わり、身の丈程ある真紅の大鎌を振るう。
吸血能力こそ持たないが、高い攻撃力と運動能力を得る。

・ヘブンズアイ・トリガー
「マブ」である十桜寺 ジュリアから力を借りた形態。体色が銀色と赤に変わり、白銀のガンブレードを振るう。
トリガーを引くことで瞬間的に凄まじい動体視力と思考能力を得る。

・ランペイジングテンペスト
ジューガから力を借りた形態。
体色が青と黒に変わり、牙や爪を連想させる刃が装飾施された太刀を振るう。
嵐と見紛う暴風を刀身に纏わせ相手を一刀両断する。扱いが難しいが絶大な破壊力を誇る。

・オリジン
繋自身のみの力。他形態に比べ性能は劣る。

メガバンク勤務の父と自衛官の母がいる。幼い頃は転勤を繰り返していた。今はそれなりに仲がいい。震災を機に家族の交流が増えた。
家を不在にしがちな両親に代り、祖父が子どもの頃の面倒を見ていたことから大のお祖父ちゃん子。
祖父は医師としての経験があり、また震災を機に「いつでも孫を守れるように」と己を鍛え直したことから齢70後半にして筋骨隆々。

捻くれてた性格をしていた幼少期、D市に引っ越してくる。友達を作らず一人の時間を、町外れの神社で過ごすことが多かった。
数ヶ月後、町外れの神社にいたところ大地震に見舞われる。そのときに足を怪我して身動きが取れない中を、「ミドリ」という女性に助けられる。彼女の優しさや勇敢さに尊敬の念を抱き、彼女から言われた「人は一人では生きていけないから、繋がりを大切に」という言葉が今でも彼の中には残っている。

1週間後、避難所に辿り着くことができ自身が行方不明者になっていたことを知る。奇跡の生還者として話題になった。
その後の被災地生活で人と人との繋がりがかけがえのない大切なものというのを実感する。加えて人の日常が脅かされることに対して、強い忌避感を覚える。
数年後、市内でジャームが引き起こした事件に巻き込まれる。襲撃現場を目の当たりにし、被害を受けそうになった人を庇い深傷を負わされる。
しかしその行動に呼応した遺産の力によって覚醒、オーヴァードとなる。
その後はD市支部に厄介になり、力の使い方を教わりながら、見返りとして英国喫茶でメイドとして従事している。執事服が良かった。

家庭状況が災いして捻くれた性格をしていた幼少期、D市に転校してきた。友達も作らず一人でいることが多く、人が殆ど来ない山間の神社で一人の時間を過ごしていた。

転校して数ヶ月後、マグニチュード7.0を超える大地震に見舞われ被災する。
山崩れにより滑落し足を負傷したことで身動きも取れない絶望的な状況下、一人の女性に助けられた。「ミドリ」と名乗るその女性は、10代後半くらいの見た目で特徴的な髪色をしていた。
余震や悪天候、断絶した道路によって遠回りに次ぐ遠回りを繰り返しながら彼女と進んだ。その時の彼女の温かみや見ず知らずの自分を助けてくれた優しさ、諦めない強さを彼はよく覚えている。
そしてその時に言われた「人は一人では生きていけないから、繋がりを大切に」と言われた言葉が忘れられない。

その後、無事に避難所へ到着することができた。足の負傷と衰弱、低体温症などが見られたが、奇跡的に命に別状はなかった。
どうやら1週間近く行方不明になっていたようで、「奇跡の生還者」として話題になった。
そこでも、ミドリの言い放った言葉がよく身に染みた。怪我で動けない自分を支えてくれたクラスメイトや、こんな時だからこそ助け合おうと奮い立った大人たちの姿を見て、繋がることの意味を実感した。
多くの人に助けられ、煩わしいと思っていた人々や街の繋がりを得難いものと実感した。そしてその繋がりが誇らしくも思えるようになっていった。この繋がりを、多くの人との絆を大切にしようと思った。

しかし震災は多くの爪痕を残していった。死者行方不明者を多数出し、多くの人が住む家や思い出の場所を追われ、心身に傷を負った人たちもいた。同時に「こんな悲しいことは、もう嫌だ」という思いも生まれた。


震災から数年後、市内で飢餓の衝動を持つジャームが連続殺傷事件が引き起こす。学校でも放課後の不用意な外出は控えるようにとお達しを受けた。
ふと幼少の頃訪れた神社に顔を出してみようと思い立った時があった。山崩れの影響で長らく立ち入り禁止になっていたが、最近その整備も済んだと話に聞き、ちょっとくらいなら大丈夫だろうと思いそこへ向かった。
薄暗い道中で、異形の怪物が中年の女性を襲っているところを目撃。その時脳裏に震災の時の記憶が蘇る。多くの人が傷付き、悲しみに暮れるその光景が浮かぶ。こんな悲しみ二度と見たくないと思った記憶が、そして憧れの人ならこの場で何をするか、その人に助けられた自分が何をすべきか、様々なことが頭を駆け巡った。
「この街を、繋がりがある人を、守りたい。二度と理不尽な悲劇なんて見たくない」
その強い思いに駆られ、女性を庇って深傷を負わされてしまう。
絶命の瞬間、頭の中に声が響く。幾つかの会話を声の主と交わした結果、声の主から力を貸し与えられ、オーヴァードに覚醒。
ジャームをその場に引きつけることに成功し、その場に駆けつけたUGNエージェント達により討伐に成功。
その後の話は早かった。自身の力がどういうものか、宿っているものが何なのか。一頻り説明され、結果UGNイリーガルとして協力することに。

現在、力のコントロールや剣技の手解きをD市支部支部長から受け、その見返りとして英国喫茶でメイドとして接客にあたっている。執事服が着たかった。