容姿・経歴・その他メモ

　腰に大太刀を携え、身長の割に異様に細身で、死装束のような白い衣を纏い、白髪の長髪と口周りの立派な髭を蓄えた老人
　衰えた侍のような様相とは裏腹に剣術は至天の域に届きうる達人
　「極点流」という実戦剣術を代々受け継いできた剣士の家系で、師範を譲ってからも鍛錬を続けてきたその武芸を持ってしても未だ理想とする極点には至れていない
　剣の修行のため各地の戦場を渡り歩き闘いの日々を過ごす中で斧を携えた少年に出会い弟子とする
　その後、弟子を生まれ故郷日本に送り、本人は戦乱の中行方をくらます


【極点二刀流】
　極点流には二刀流の剣術がある。だが彼は終ぞ双極点の型を修めることはできなかった。
　極点とは即ちこの世に存在しうる最小の値である。
　最小とはそれ以外には存在しないことを意味し、それ即ちそれ以外に存在し得ない究極の一太刀のことである。
　足を前に踏み出せば一歩歩けるように、対象が"切れるように剣を振るえば"あらゆる物を切ることができる
　その禅問答のような理屈を実践するために作られたのが極点流である
　よって究極的には一太刀で必要なものをすべて切る剣術であり二撃目は必要がない。
　なのにも関わらず極点の"二刀流"は存在する。

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