容姿・経歴・その他メモ

髪

青緑

瞳

青

肌

うすい

「————ふと気が付くと、根っこが生えていた」


調査報告書
コードネーム：マキナ・コン・プランタ(ト)[*1]
主な被害：電波ジャック及び私有地への侵入等

形態
青緑がかった頭髪を有した少女のような外見を持つ。
体長は日や状態により可変で、概ね150㎝前後を維持していると思われる。
身体のいたる部分を機械化しており、電波の送受信や磁気の取り扱いが単体で可能。
また、腕部や脚部には戦闘兵器を格納しており、有事の際にはそれらを駆使して攻撃を試みる。
加えて植物的特性を有しており、日光浴や適度な水分のある環境を好む。
兵器を用いる際に根を張ることで出力の反動に備えたり、
兵器の骨格や物理的な支えとして樹木のような部位を生成することがあるなど、
能力の行使ひとつを取ってみても別々の能力を密接に相互作用させているようだ。

生態
主に日中に活動し、夜間を過ごすための快適な場所を探して徘徊する。
夜間は基本的に眠っており、人間の生活圏に近い時はヒトに擬態し、それ以外では植物に擬態して眠る[*2]。
極端な環境を嫌い、過剰な暑さや寒さは苦手としているのか、人間の利器に頼る姿もよくみられる。
食性は雑食であり、ヒトと特別変わりはないものの、その摂取量は多くないため光合成をしている説もあるが不明[*3]。

性格は非常に温厚であり、同時に非常に消極的である。
友好的な相手に対してむやみに危害を加えたりはしないが、その相手に対して特別興味を持つことも稀である。
また外的要因によってもたらされる変化を嫌う傾向にあり、やむをえない理由やメリットがない限りは事なかれ主義のようだ。
意思疎通も一般的な人間程度には可能だが、時折反応に時間がかかったり返答を貰えないこともある。

解離性同一性障害のきらいがあり、内在するもう一つの人格と会話をすることがある。
その際に会話相手の声は聞こえずトランスも起こらないため正確には別の病状のように見えるが、
本人曰く『テンションが上がった』時にその人格が表面化し制御不能に陥ることがある[*4]。

被害
時折使われていない周波数を乗っ取り、もう一人とラジオ放送を行っていることがある。
放送の様子としては一人で黙々と誰かと話している音声が流れ続け、それ以外には川のせせらぎや虫の鳴き声などの環境音が入る。
内容は勝手に傍受した無線等の内容を茶化し合うことが殆どだが、稀にどこかの企業の機密を垂れ流す場合があり[*5]、その際に金銭的損失が発生することがある。
また、何も知らない一般人がこれを聞いた場合、相手もなしに会話を続ける放送はただただ不気味であり、一部では都市伝説化している地域もあるとか[*6]。


[*1]máquina con planta あるいは machina con plant であるされている。
[*2]通信網の発達した都市部近郊に滞在していた場合はこの限りでない。
[*3]研究レポート「散歩する機械植物」内にて頻繁に行われる日光浴と絡めて考察がなされている。
[*4]『うってかわってハイテンションで無邪気なイメージになり、前後の記憶が失われる』と[*3]内のレポートに記述がある。
[*5]廃棄されたHDDやSSDをサルベージしていると思われる発言をしており、一部の悪意のある人間にとって貴重な情報源の一つと化している。
[*6][*3]内のレポートに記述がある。　しかし著者が肯定的偏見を持っているため、誇張ではないかとも言われており真偽は定かでない。







真実
レネゲイドビーイング(プラント)と共生関係を持つブラックドッグのオーヴァードである。
もしくは自分のことをレネゲイドビーイングと共生関係を持つオーヴァードだと思っているレネゲイドビーイングである。
人格は基本的に一つのみしか表面に出てこないが、ちょくちょく二人で話している(ように見える)し、ボルテージMAXになるともう一人が出てくる(自称)。
それが勝手な妄想の再現なのか、元々の相手の人格の再現なのか、はたまた本当に内在しているのかは不明。
また、自身の生い立ち、苗字や友人関係にさえ不鮮明な言動を取り、こちらも記憶が大きく欠落しているのか、元々備わっていない情報なのかは不明。
主人格はシアンと名乗り、副人格はサンとされている。

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