設定

N市の中でも名家として知られる“竜宮寺”の家の出身。地元でも有力者で綺羅が普通の人間だったならそのまま成長し家を継いでいたことだろう。
しかし、綺羅は生まれながらの化け物だった。その身体は気持ちが昂るとまるで蛇のうろこのように硬化し、その変化に耐え切れず自ら血を流し、回復する。そんな姿をみた両親は彼女を忌子として扱った。学校には通わせず、事象を知る家庭教師を呼び教育をさせた。それ以外の時間は部屋に閉じ込め自由を奪っていた。
そんな綺羅を唯一人間として扱ってくれたのが兄である涼介だった。夜、親が寝静まったころにそっと外に連れ出し星を一緒に見てくれた。兄とみる天体観測の時間を彼女は何より大切にしていた。
彼がいれば、どんなことにも耐えられた。
しかし、運命は残酷だった。
数年前に両親と共に兄が死んでしまったのだ。その知らせを受けた時彼女はすべてに絶望した。その感情を爆発させ龍宮寺の家を破壊して回った。その後、自殺を図ったが感情の高ぶりで硬化した皮膚と無尽蔵の生命力を有する心臓は彼女の死を許さなかった。
このままジャームになりかけるところをローラスに発見され保護される。
その後はUGNチルドレンとしてUGN日本支部特殊部隊「Raven（レイブン）」に所属することになる。
彼女は喪失を非常に恐れている。今の居場所を守るために自分の価値を証明し続けている。

『霜月の空に燃えるひとつ星』を経て

事件を経て、考え方が少しだけ変わった。カウンタースタイルは変化していないが、自罰的ではなく、仲間を守るためにこそ力を使うようになった。
また、他者との絆を大事にするように。
それに伴ってコードネームが｜死する前に《アスクレピオス》から｜絆の三連星《オリオン》へと変更されている

『キミへと導く星花』を経て

Ravenを守るために赤坂を補佐として新隊長になる。
ローラスの大変さを今になって知ることになる。
後輩のリコリスは甘やかしており同僚の栗栖 隼人に対しては甘えのような信頼を置いている。シオンに対しての先輩ツラをする。隊長になったのでより顕著に。もう自らの身体を犠牲にしながら復讐に走る彼女はもういない。その身体は誰かを守るために。

能力

彼女のオーヴァードとしての能力はその生命力の高さである。
彼女の持つ対抗種の力は自らを傷つけるがそれを意に介さないほどに無尽蔵の体力を宿している。
その性質を生かし基本的に戦闘はカウンタースタイルを貫いている。
その生命力の高さ故、自分を軽視しがちなところが問題とされている。

パーソナルデータ

一人称：わたし
二人称：あなた、苗字+さん、苗字+君、
好きな食べ物：サンドイッチ（星を見ながら食べられるため）
嫌いな食べ物：携帯食（単純にまずい）
好きなこと：天体観測（兄を感じられるから）、ほめられること。
嫌いなこと：自由を害する行動
嫌いなもの：兄以外の家族
教養：まともな教育を受けていないため世間知らずだが中学校レベルの学力は有している。
性格：冷静で感情表現はあまり得意ではない。→多少改善された→完全に改善された。

履歴

セッション履歴