容姿・経歴・その他メモ

"月蝕"。
18年と11か月に1回起り得る、月が影に喰い散らかされる日。
凜子がオーヴァードに覚醒したのはその時であった。

夜、一人自宅までの帰路を歩く凜子が出会ったのは月明かりに狂いし魑魅。
理性を失い、異形の相を為し、血肉を求め貪る魍魎。
其れは涎に塗れた牙を凜子へ見せ、大口を開いては喉元へと喰い付いた。
逃げ出すことも叶わず、事の次第さえも理解出来ぬ凜子は、ただ抗いようのない死を覚えた。

しかし、その刹那生じたのは"月蝕"。
瞬く月の輝きを命の源としていたその異形は、悶え、苦しみ、喘ぎ、藻搔き、
月が影へと喰らわれるままに、己の命さえも宿命へと喰らわれていった。
己を狂わせた声なき悪魔―――そう、"レネゲイドウイルス"を、歯先から凜子の体内へと宿して―――……。


そんなわけで覚醒後はUGNに保護された
高校卒業後大学進学は諦めてエージェントとしてそのまま就任
普段は中華料理店でウェイターのバイト中
店長がセクハラしてくるので大変お困り

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