容姿・経歴・その他メモ

【経歴～誕生と覚醒～】

　父はある国の反政府組織PieceMontee(ピエスモンテ)構成員。ある日偶然、その国でパティシエールとして働いていた母と出会う。数年の交際と結婚生活を経て、母・杏の故郷である日本に移住。その翌年にちとせが生まれた。
　順風満帆に思われた長宮家の生活だが、徐々にその日々に陰りが見え始める。母が育った町はやや保守的で、外国籍の父親とハーフの娘がいるというだけで、直接的にではないにしろ奇異の目が向けられていた。さらに父親は経歴的にも日本で就業するのにはかなり難儀しており、徐々に飲酒の頻度と量が増えていった。それに比例して、両親の不和も家庭内に漂い始める。
　ちとせはというと、学校では同級生にからかわれりする"イジメ"のようなものに遭い、学校から帰っても父と母が時折小言を言い合っている状況であった。そんな心休まらない日々を送る中---事態は徐々に動き出す。

　突然父が蒸発した。いくら喧嘩が増えていたといえど母は悲嘆に暮れる。そして周囲からの目も奇異のソレから、やや侮蔑まじりのものになっていった。根も葉もない噂だけが独り歩きし、周囲からの影響は徐々に視線や言葉から実力行使に移行していった。家の塀に落書きされたり、回覧板に嫌がらせをされたり。そういった日々が続いていった。
　そしてある日、家の窓から石が投げ込まれた。ガラスの割れる音と母の悲鳴。ちとせは一目散に駆けていく。こめかみから血を流し、床にうずくまり嗚咽を上げる母の姿。瞬間、身体の内側から"何か"があふれ出した。

-------ママを……いじめないで……！

庭の砂が崩れる。
砂の手が、逃げていく子供を捕らえる。
首が締まる。
電柱の足場釘に子供の体が突き刺される。

ややあって、複数の子供の悲鳴が収まり、震える肩に柔らかく小さな手が乗せられる。

　　　　　　　　　　　　　　　ママ、大丈夫？

割れた窓から覗く凄惨な光景と、久しぶりに見る我が子の優しい笑顔。
母の正気を保つのには、あまりに過剰な状況だった。

オーブンから香るカラメルの匂いと、土と血の臭い。
ちとせが大好きだった"お菓子の家"にはーーーもう戻れない。


【経歴～あの日から現在～】
　あの事件以降、母は精神病棟への入院を余儀なくされ、ちとせは引き取られた。そして町の住人には、アレは交通事故によるものだというカバーストーリーが伝えられた。---いずれもUGNの手引きによるものである。UGNに引き取られたちとせは記憶処理を施され、養護施設内で育てられた。両親に関しても、例の交通事故で亡くなったと聞かされている。そして今では自身の能力を理解・操作し、UGNの一員としてその職務にあたっている。

【容姿】
金色の地毛に赤を入れたオレンジ色のツインテール……に見える。実際は≪テクスチャーチェンジ≫によって隠されたボルトアクションライフルとショットガンであり、本来の髪の毛はショートボブより少し短め。常に背中には大きめのリュックサック(に見えているが、本来はウェポンラック。銃器をマウントしてある)を背負っている。それ以外は一部の成長がやや控えめな、ごく普通の女性の特徴。
常になにかしらの飴を舐めており、それがコードネームにもつながっている。

【性格】
荒っぽい。本人いわく『ナメられないように』とのこと。

【小ネタ】
基本は飴とスイーツ。インスピレーション湧いてきて勢いで書いたので、覚えているものを書きおき。
・名前：ちとせ+飴。七五三。
・母の名前:あんず飴。お祭りでよくみるやつ。杏の花言葉は「報われぬ恋」。父親ェ……。
・コードネーム:THEE MICHELLE GUN ELEPHANTの名曲"Candy House"。ワイが最初に好きになった曲。
・コンボ:De Pommesは仏語でりんごの複数形。Grannyはフランスで一般的なりんごの一品種。タルトタタンはりんごのタルト。
・父の組織:PieceMontee(仏)は、飴で作ったティアラなどの、料理に乗せる飾り。そんじょそこらの反政府組織なんて"お飾り"だろう、という強い思想。結局瓦解したと思う。

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