容姿・経歴・その他メモ

ある世界的な■■■■■社、量子科学を用いた実業家の息子。
兄がおり、英才教育を受け秀でた能力を基に、新規事業も成功させる。
話題性からメディア出演を果たし、広く、強く、何ひとつ申し分ない｜100％成功を約束する兄《良く出来た子》

弟の｜九十九《出来損ない》は、能力こそあれど兄と比較されてしまい腫れ物扱いをされる。
その為、表立った血族であることの発表は無く、世間の認知は無いに等しい。


試験結果で九十九が首席を逃した日。ただ1度の失敗で父は九十九を見限り、人体実験用素体として■■■■の■■■へ移送。
世界的企業の裏では、資金力と量子科学技術をコネに、政界、軍事、思想、様々な思惑がどろどろに混ざり合う、
恵まれた環境で育てた人間を使用し、完璧なオーヴァードをヒトの手で作り出すプロジェクトに加担していた。

自分だけじゃない研究素体や施設の規模を見て、
資金力で孤児を買い付け、より良い暮らしを――など甘言で惑わし、孤児院は金で黙らせる。
不老不死や世界の支配など、力を持った人間の欲望のため、力を持たない人間は売られていたと知る。

■■,■■,■■■■.
・被検体No■■：■■■■
・試験結果：失敗　処分延期
・特記
プロジェクトの最終段階。
人為的な覚醒を目の前に、望まれていた姿とはかけ離れる 美しくない｜不完全変態《キュマイラ》として覚醒。
失敗だが覚醒例として研究素材へ転換。

――――緻密に計算され進んでいた研究が、たった｜1%の気まぐれで《100 - 1 ＝》白紙に返る―――――


その後もデータ収集、覚醒例として研究は続いたが、キュマイラを想定した構造施設ではなく、
望まれないキュマイラとして能力を試験・試行するうち、加減を誤り試験員■■■■■ごと隔壁を破壊。
そのまま研究施設を脱走、のちに■■■でオーヴァードとして発見されUGN支部へ保護される。
世界的企業の暗躍。望まれない能力。完璧に遠く及ばない劣等感。
多くの思いが反芻し、説明することでもない。と 九十九は最初から｜「どうでもいいでしょ。」《UGNチルドレン》しか伝えない。


百に一つ、運命の優しさがあれば九十九の悪意も、跳ね除けることができただろう。

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